昨日、東京から六花書林の宇田川さんが
打ち合わせがあって、名古屋へ来たついでに、
一緒に酒を飲んだのだが、
その時に、またしてもぼくがうっかり者だという
ことを痛切に思い知らされた話題があった。
19日に、郡上の古今伝授の里で、
第三回の短歌道場が開催され、
ぼくも審判員の一員として参加した。
その時に、やけに愉しそうに、各チームの対抗戦を
眺めている女性がいた。
ぼくは誰なのだろう、郡上の関係者には、
確かこの女性はいなかったよなと思いつつ、
結局そのままにしていた。
どこかで見たことのある人だなあと思ったのだが。
それ以上追及しなかった。
ところが、宇田川さんと郡上の話をしている時に、
石川美南さんも出場メンバーではないけれども、
郡上に観戦に出掛けていたよと知らされて、愕然。
そうか、あの女性は、石川さんだったんだと気付いてしまった。
石川さんなら、いろいろお礼を言わなくてはならないのに、
何と絶好のチャンスを自らの迂闊さで逃してしまったのだ。
石井くんか小塩さんに「あの人、誰」と聞けばよかったのだ。
本当に迂闊だった。
ところで、「pool」という雑誌は、どうなったのだろう。
終刊という話は聞かない。
でも、しばらく出ていない。
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名古屋市短歌会館短歌大会表彰式が
2月25日に短歌会館であります。
午前10時からです。
内容は、表彰と講評と講演。
講演は、先日の中部日本歌人会60周年記念行事で、
「中部日本歌人会60周年歌論賞」を受賞した
杉森多佳子さんが行います。
もちろん受賞評論にそった内容です。
岡井隆と鳥居というきわめて対照的な歌人を、
「ふるさと」というキーワードをもとにして書いた
歌論でしたが、その内容にそいつつ講演をして
いただけるとのことです。
なお、参加費は無料です。
どうぞ、お出かけください。
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昨日は

2017/02/13

昨日は、12時間以上、名古屋市の中区近辺にいた。
10時から、名古屋市短歌会館で中日歌人会の役員会。
60周年の行事を無事成功裡に終えることができたが、
懸案事項が山積しているので、その審議に時間をかける。
終了後、昼食を取lいに行く。
その後、短歌会館に引き返し、
中日歌人会の定例歌会に出る。
いや、正確に言うと、出ざるをえない。
何せ歌会の司会担当だから。
相方は、「まひる野」の広坂早苗さん。
よくコンビを組んでいるので、互いに気を遣わない。
司会同士が互いに気を遣っている歌会は、
出席者のほうがきっと疲れるはずだ。
4時過ぎに終了。
当然と言えば、当然であるが、
それぞれ自分の所属する結社で研鑽を積んできているので、
いい歌が多い。上手い歌が多い。
ぼくなどは到底かなわない。
その証拠に、ぼくの歌は、0票。
因みに最高得点はこの歌。

・モノクロームこそ冬の景、初めてのたぶん最後の駅に降り立つ

次点はこの歌。

・白菜かおさなごかよくわからぬもの前籠に入れおみなは走る

作者は、司会の広坂さん。

歌会終了後、Kくんたちと一緒に、
駅前のジュンク堂の近くにある飲み屋に行く。
3時間ほどいて別れる。
ということで、名古屋市中区近辺に12時間近くいた。


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「塔」2月号が届く。
某カルチャーセンターのぼくの受講生が、
塔短歌会に入会し、2月号に最初の投稿が掲載されると
聞いていたので、早速探してみた。
「塔」の場合、入会一年目の選歌欄があるので、
探すのは簡単だ。
ところが、アイウエオ順になっているので、
すぐに見つかると思ったが、ない。
あれっ、投稿していないかなと思ったが、
念のためにと思って、
若葉集の選歌欄の巻頭を見た。
何とあるではないか。
初回から巻頭とはやるではないかと感心。
そして、たいした指導はしていないが、
自分の受講生の快挙に嬉しくなった。
要するに単純なんだな。

ところで、「編集後記」の前田康子さんの記述も
嬉しく読んだ。
こう書いてある。

「知り合いが飼っているヌマエビをくれると言う。
(高野公彦氏も飼ってるらしい)楽しみだ。名前は
何にしよう。」

確かに高野さんはヌマエビを飼っている。
育て方がうまいのか、かなり増えたと聞いている。
でも、今何匹いるかは知らない。
今度お会いした時に聞いてみよう。
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昨日、名古屋の長円寺会館で行われた
「瀬戸際レモン祭」に参加した。
「未来」の彗星集に所属する蒼井杏さんの第一歌集
『瀬戸際レモン』(侃侃房)の批評会兼ポエトリーリーディングということで
「祭」になったみたい。
ところが、とんでもない勘違いをしていて、
ぼくが長円寺会館だと思って、
名古屋駅から歩いて着いた場所は、
何と愛知県青年会館。
かつて「塔」のイベントがここで会ったのだが、
この場所を長円寺会館と思いこんでいたのだ。
相変わらずの思いこみに、
われながら恐ろしくなった。
ということで、そこから、ひたすら歩いて、
何とか長円寺会館に着いたが、
もちろん遅刻。
会場内に入ったら、
第一部のポエトリーリーディングが始まっていて、
西崎憲という人が何と奥村晃作さんの短歌を
詠んでいるではないか。
後で、聞いたところ、
西崎憲という人は、フラワーしげるさん同一人物とのこと。
第二部が批評会。
江戸雪さんが元気に話しているのが印象的だった。
口語短歌が抱えている問題にあまり入らなかったのが
残念としかいいようがない。
批評会が終わった後、目黒哲朗さんと名刺交換。
初めての出逢い。
これは嬉しかった。

会場をかえた懇親会も「レモンパーティー」と銘打たれていて、
こちらでもポエトリーリーディングがある。
トップバッターの魚村晋太郎さんの朗読には
度肝を抜かれる。
こちらは、7時くらいまでいて、
Kさんと一緒に出て、錦三丁目の店で飲み直す。

蒼井さんは、歌集にはプロフィール等何も書かれて
いないので、どういう人かなとは思ったが、
想定内の人だったので、安心した。
そういえば、わが「灯船」にも蒼井さんとよく似たタイプの人が
いるなあと思った。
多分、蒼井さんは、この先どんどん化けてゆく気がする。
楽しみだ。
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中日新聞に掲載された光森裕樹さんの1月の「短歌月評」を
読んでいろいろ考えさせられた。
見出しは、「『豊かさ』の共有を」となっている。
瀬戸夏子の「短歌」1月号の時評に触れて、
若い歌人たちが歌集を簡単には手に入れることの
できない状況について、問題提起をしている。
その箇所を引用する。

「しかし、少数発行の自費出版が主であり、多くが贈答し合うことで
流通する歌集は、その時に入手できなければ、後に手にすることは
絶望的になる。この問題は大きい。」

このとおりだと思う。
ある程度名の知られている歌人には、
1年に数百冊の歌集が送られる。しかし、そんなに歌集が来ても
置くところがないから、大方は何らかの手段により処理されてしまう。
ということは、ある歌人が500冊歌集を作っても、ほとんど消えてな
くなり、10年先、20年先まで残るのは、十分の一もないのでは。
最後まで残るのは、国立国会図書館に納めた1冊しかないのでは
という気もしてくる。
だから、瀬戸さんのように、読みたい人がいてもそこには届かない。
読みたければ、出版社に直接注文すればいいという意見もあろう。
しかし、1冊2500円前後するわけだから、そう簡単には買うことはできない。
4冊買えば、1万円は超す。
しかし、総合誌も今では1冊1000円近くするから、
総合誌を買い、歌集も買っていたら、
20万円前後の収入の人にとっては大きな負担になる。
読みたい人が読めない。
どうすればよいか。
一番簡単なのは、現代短歌図書館を作り、
そこへ行けば、必ず出版された歌集や雑誌を読むことが
できるようにすることである。
しかし、こんな簡単なことも多大なお金がなければできない。
歌人から寄付を募ってもそんなに集まらないだろう。
有名歌人のところに集まる歌集をその建物に並べればいい
のだから、図書購入費はかからない。
しかし、土地代、建設費、人件費と考えると、
どう考えても無理。
となると、後は、公共図書館に置かれている歌集のリストを
ネット上に流して、どこの図書館にどういう歌集が置かれている
かを知ることができるようにする。
まあ、これくらいしかないだろう。
でも、そのリストを誰が作るのか。
例えば、染野太朗さんの『人魚』を読みたかったら、
どこの図書館に行けば読めるということを
調べて載せるということを誰がするのか。
何とかしたいとは思うが、
こうして考えてみると、暗澹とした思いになるのは、
ぼくだけではないだろう。



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お酒

2017/01/21

青森の友人からいただいた豊盃を飲み終えてしまったので、
今は、久保田の何と万寿を飲んでいる。
こちらもいただきもの。
新潟の長岡の酒。
次に飲む酒も決まっている。
やはり新潟の魚沼の酒とくれば
決まっている。
八海山である。
八海山の純米吟醸。
いずれも美味しい酒。
ただ、豊盃という酒は、
もう別世界という感じがした。
これ以上のお酒に果たして出会うことができるか。
三重の「而今」もかなりいいと思うが、
一歩及ばないかな。
今一番飲んでみたいのは、
やはり三重の酒の「作(ざく)」である。
なかなか手に入れるのが難しいようだ。
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「NHK短歌」2月号を購入。
4月からの選者が発表されている。
全員交替。
何と、コスモスからは、
大松達知くんが登板ということになっている。
他には、永田さんが、一体何回目なのかというくらいで、また登板。
ぼくは、かなり昔、永田さんにゲストとして呼んでもらった。
それ以来、西に足を向けることができない。(嘘)
それから、黒瀬くん。
こちらも初登板。
胸キュンは、佐伯さんが再登板。

高野さんの巻頭秀歌に、
二宮冬鳥の歌が載っていて、うれしかった。
歌壇の方達と話をしていても、
冬鳥を読んでいないという人が多いから、
なおさらにうれしい。
なかには、全く知らないという人もいるから驚き。
歌集は『壺中詠草』。歌はこういう歌。

・かささぎの来て鳴く庭の樟にその前と後ひよどり遊ぶ

かささぎは一度、福岡県で見たことがある。
福岡の人には、申し訳ないが、
けったいな鳥である。
何も電信柱に巣を作らなくてもと思う。

巻頭秀歌には虫武一俊さんの『羽虫群』からも選ばれている。
高野さん、しっかり読んでいるなあとつくづく思う。
もちろん、高野さんは、紛れもない読み巧者でもあることを忘れてはいけない。
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1月20日

2017/01/20

本日をもって、平成28年度の
大学の講義はすべて終了。
あとは、成績処理をするのみ。
そうそう、まだシラバスを書いていない講義があるので、
こちらを何とかしなくては。
これで、約三ヶ月大学の構内に行くことはないだろうな。

今年度は初めて1年生対象の講義をしたが、
なかなか難しい面もあるなと思った。
何を学びたいのか、
あまり考えていない学生が意外に多くて、
面食らうことが多かった。
それでも、大方の学生は、
課題に対して真摯に向き合ってくれていたので、
やはり指導の仕方次第かなとも思った。
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選者会議

2017/01/10

昨日は、東京でコスモスの選者会議。
会議は2時開始なので、
当然その前に書店を回る。
まず小雨の降る中、
八重洲ブックセンターへ。
詩歌のコーナーは、以前は1階から少し降りたスペースだったが、
何と6階の片隅に追いやられていた。
昨年の選者会議のときは、東京堂書店に行って、
やはり詩歌の棚がかなり寂しくなっていたのを確認したが、
まさに、八重洲ブックセンターお前もかという状態。
ということでかつてぼくが楽しみにして行った書店は、
詩歌の棚に限って言えば壊滅状態ということになった。
お茶の水へ回って、
店を開けている古書店に入る。
澤口書店という、最近いけいけの本屋に入って、
岩波文庫と講談社文芸文庫を確認。
文芸文庫に伊藤桂一の『私の戦旅歌』があったので購入。
定価1300円+税が950円だから、少し高め。
伊藤桂一さんは、宮柊二先生と同じ山西省で戦っている。
昭和14年に軍務についているから、宮先生より早い時期に
従軍している。
伊藤桂一さんは、なぜかぼくが日本文藝家協会に入るときの推薦者。
もう一人は、佐佐木幸綱さん。
伊藤さんは詩集は出していますが、
歌集は出していないようです。
この本は、短歌がかなり載せられている。
特に軍馬を詠んだ歌が多い。
騎兵連隊に所属していたからであろう。
少し紹介する。

・砲声すあれは友軍の弾丸だよと眼をみはり耳立てし馬に教うる
・麦畑にわが寝ればわが傍らに馬も寝ぬその寝息やすけし
・馬は草を食みつつもふと耳を上ぐ聞きそらすほど遠き砲声

これらの歌を読むと、戦後歌人として生きる資質はあったと思うが、
詩や小説の世界に、戦後は没頭していったようだ。
確かに短歌では食えないから。

澤口書店の後は、一誠堂書店の均一を覗き、
若山牧水の『幾山河』を購入。
100円。
角川文庫で定価は70円とある。
迷ったが白骨温泉について書いてある箇所を見つけて、
購入決定。
しかし、昭和30年代の文庫はどこも充実している。
もちろん詩歌を含めて。
文化的には、どんどん後退しているのかなと思いたくなってしまう。

さて、選者会議。
高野さんの司会進行でみっちり3時間。
まず昇級者の決定。
選歌の際の、もろもろの注意事項。
大会について。
新入会員の増やし方について。
そして、懸案事項について。
懸案事項は、なぜかボツになりそうだったが、
何とか実現の方向でまとまる。
来年の1月号から。

終了後は、三光園で愉しく会食。
出てくる料理がみな美味しい。
紹興酒もここのは旨い。
6時半過ぎに出て、帰途に着く。
まあ、充実していたかな。

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