『読んじゃいなよ!』を読み始めたが、実に面白い。
このネーミングで岩波新書というのも驚きだが、
明治学院大学の高橋源一郎ゼミの取り組みの記録である。
学問とはどういうものか、
現在の大学教育はどうなのか等々、
様々なことを考えさせてくれる。
冒頭に高橋源一郎が
「『読んじゃいなよ!』の取扱説明書」を書いていて、
その後、3つの教室の記録が載せられている。
・鷲田清一哲学教室
・長谷部恭男拳法教室
・伊藤比呂美人生相談教室
さらにおまけもついていて、
これが26頁分ある。
総頁数は380頁くらいになるから、
新書としては、かなり厚い本になる。
しかし、読み出すと止まらない。
多分一人一人が、
自分の身の丈で、今考えていることを
真摯に述べているからだと思う。
今自分たちが語っていることに価値付けをしようなんて気は
さらさらないから、言葉が直に伝わってくる。
打算なんてものがない会話の連続だ。
まあ、国会討論会の真逆の討論がなされていると
言えばわかりやすいだろう。
この本は、大学生諸君にも読んでほしい本だ。
考えるということがどういうことか、
分かってくると思う。
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「図書」12月号が届いた。
巻末の新刊案内の21頁に、
「雑誌『文学』休刊のお知らせ」が掲載されている。
遂にこの日が来たかという感じ。
これで国文学関係の商業出版の雑誌はなくなったのでは。
どうしてこうなったのか。
まずは読む人が減った。
かつての国語の教員は、買っていたと思う。
ぼくはある時期までは購読していた。
しかし、読みたくなる記事はどんどん減っていった。
読んだのは益田勝実や秋山虔の文章くらいだった。
国語の教員が読まなくなる。
研究する人も減った。
こうなると、国文学とか日本文学という学問は、
早晩大学から消えてしまうのかな。
しかし、そうなると国語教育のほうはどうなるのだろう。
岩波の「科学」や「思想」は健在なのに、
「文学」だけが消えてゆくというのは、
本当に暗澹とした気持ちになる。
要するに「文学」を何とかもたせようとした学者も
もういなくなってしまったのだろう。
日本文学協会が出している「日本文学」は
まだ健在だと思うが。
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今日やっと「君の名は」を見る。
仕掛けがいろいろあって、
絵がきれいで、まあいいかなという評価。
でも、この映画には思想性はあるのかな。
まあ、映画を見て、思想性などというのが
もう旧いのかな。
絵の中で、一番感動したのは、
東京のJRの車両のドアが開くところを
大写しにしているところ。
なぜか感動した。
それから、名古屋駅の連絡通路のリアル感は嬉しかった。

夕刻コスモスの選歌が届いた。
締め切り日を見て、愕然。
もうブログを書いている暇はないなと得心した。

それから、福士さん、コメントありがとう。
残念ながら、当地では豊盃は手に入りませんね。
まあ、田酒があったのが、奇跡ですから。
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田酒

2016/11/28

高校時代の友人二人と酒を飲んだ。
一年ぶりかな。
一人は、今年の前半、超有名人になってしまった。
テレビのニュースなどにも顔は隠されていたが、登場していた。
ところが、今日聞いたら、最近は顔も露出しているとのこと。
最近は、来年の講演活動の打ち合わせで忙しいとのこと。
講演費は、交通費+5000円とのこと。
あまりに良心的過ぎるのでびっくり。
さて、日本酒の二杯目を飲もうとして、
メニューを見たところ、何と田酒(でんしゅ)があるではないか。
刈谷の町の飲み屋に田酒があるとは驚き。
少し値は張るが、ここで田酒を飲まない手はないと思い、
注文する。
飲んでみると、いやあ、実にオイシイ。
獺祭も及ばない美味さ。
十四代もあったが、ぼくは田酒に限るとつくづく思う。
今のところ田酒にまさる酒はないと思う。
愛知の蓬莱泉の酒などは問題外。

8時過ぎにその店を出て、
なぜかカラオケに。
ぼくの歌った歌は次のとおり。

・若いおまわりさん
・フランシーヌの場合
・学生街の喫茶店
・酒よ

「赤色エレジー」も歌いたかったが、時間がなかった。
この五曲を歌った歌手の名前を
即座に答えることができる人がいたら、尊敬するな。
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しばらく前から探していた本を
愛知淑徳大学の近くにある本屋で見つけた。
月曜日、駅前のジュンク堂で探したが、
在庫なし。高島屋の三省堂は、この前にも書いたように
もう本屋とは言い難い状態だったので、
探す気にもなれず、さっさと退散してしまった。
それが、昼食後4限の開始まで時間があったので、
暇つぶしという趣でその本屋に入った。
エッセイの女性コーナーがあったので、
どうせないだろうと思いつつ、
棚に目を滑らせてゆくと、
何とあるではないか。
こういう時は本当に嬉しい。
梯久美子の『狂うひと』(新潮社)があったのだ。
しかも初版。
ということで、レジに勇んでゆく。
レジの女性の対応が馬鹿丁寧なので、少しいらっとしたが、
嬉しいという思いが制御してくれた。
総頁数668頁なので、果たして、読み終えるのはいつになることやら。
手に入れたかった本が、偶然に手に入る喜びを
久しぶりに味わうことができた。
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名古屋市短歌会館で、午後から勉強会があるので、
栄へ出て、鎌倉文庫に立ち寄り、
前から買わなくてはと思っていた
角川ソフィア文庫から出されていた『釈迢空全歌集』を
ようやく購入。
解題、解説、略年譜、初句索引も加えて、
総ページ数は683頁。
値段は税別1640円だが、
この値段なら安いと言うべきだろう。
ところで、鎌倉文庫さんも遂に、
短歌、俳句コーナーを店の隅に移してしまっていた。
さびしい限りである。
そういえば、帰りに、高島屋の三省堂に寄ったが、
ひどいことになっていた。
かなりスペースが狭くなっていた。
東急ハンズの文具コーナーにかなり浸食されていたのだ。
どうやら、来年全館オープンするJPタワーに、
店が移るので、三省堂は、仮営業状態になっているようだ。
移転後は、東海地方随一の売り場面積をもつ書店になる
などという掲示があったが、果たしてどうなのか。
そう簡単には信じない。
まあ、オープンを待ちましょう。

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西へ北へ

2016/11/20

中日歌人会の役員会を桑名市の精義公民館で行う。
諸々の懸案について、結論を出す。
午後は、同じ会場で歌会があるが、
ぼくは別の会場での歌会のため移動。
場所は犬山。
まず、桑名からは近鉄の特急に乗る。
特急料金510円は高いがやむをえない。
名古屋で乗り換え。
都合よく鵜沼行きの特急が来る。
犬山駅を降りて、連絡をとる。
歩き出して、
本町の交差点を曲がったところで、愕然。
人があふれている。
伊勢のおかげ横丁の感じ。
遙か遠くに国宝犬山城が見える。
人混みの中を10分弱歩いて、
会場の犬山市社会福祉館に到着。
今日は、コスモス短歌会愛知支部の吟行会の日で、
もう午前10時に集合で、みなさん歌作りに励んでいたのだ。
歌会のほうは始まっていて、
ぼくはコメントだけ。
しかし、どこにも行っていないので、
どうもコメントも歯切れが悪い。
3時過ぎに歌会は終了して、
その後、お茶をして、5時前には
犬山駅に戻る。
それにしても、いつからこんなに犬山に人が押し寄せるように
成ったのだろう。
帰る時にも犬山城の向かう人たちはたくさんいた。
もちろんインバウンドも。
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今日「短歌往来」12月号が届いた。
ぼくの連載「歌誌漂流」は遂に200回となった。
今回は、「棧橋」終刊後、二つのグループにわかれて
活動していたが、その若手のグループの雑誌が遂に
刊行されたので、取り上げさせてもらった。
「COCOON]という雑誌である。
ついでにぼくが編集を担当している「灯船」についても少し書かせてもらった。
これから二つの雑誌がそれぞれ年4回の刊行で出されて
ゆくことになる。
二つの雑誌に以前のように勢いのある作品が次々に掲載されてゆけば、
歌壇において、存在感のある同人雑誌として認めてもらえるだろう。
船出はしたものの、まだまだ先は長いなあ。
なお「灯船」の2号、3号は、在庫があるので、
読んでみたい方には、500円でお分けしています。
連絡してください。

ところで「歌誌漂流」のほうもそろそろ、
終点を見据えたほうがいいのかなと思う。
何せ200回を超えてしまったのだから。
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喪中葉書

2016/11/18

この時期になると、喪中葉書が次々と届き、
つらい思いをするのですが、先日、こんな文面の
喪中葉書がある方から届きました。

「新年のご挨拶は失礼させていただきますが
年賀状のないお正月はどうしても淋しさがつのります
皆様からの年賀状はいつものようにお待ちしております」

率直な思いに、少し温もりを感じました。
そして、そうだよな、年賀状って、そういうもんだよなと
心から思いました。

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偶然

2016/11/06

郡上の古今伝授の里で行われる「現代短歌フォーラム」に
出席するためのバスの待ち合わせが一宮駅だったので、
10時40分着の新快速で尾張一宮まで行った。西口での
待ち合わせだったので、とりあえず行ってみたが、小塩さん
はいない。それで、時間つぶしに、駅の構内に引き返し、
朝日新聞を買うことにした。一番近いファミリーマートに行ったが、
何と朝日はない。それで、JRの改札に近いベルマートに行ったら
あったので、買った。その時レジの女の子がぼくの顔を注視する
ので、ぼくもどうしてかなと思いつつ、その女の子を見たら、何と
淑徳の学生だった。金曜日の授業に出ている1年生だった。
「一宮に住んでるの」と聞いたら、うなづく。
まさに偶然。朝日を買おうと思い、しかもファミリーマートになかったから、
顔を合わせることになったのだ。
その後、西口に戻り、数分すると、背後から小塩さんが突然あらわれる。
そして、佐佐木幸綱さん、川本千栄さん、寺井龍哉さん、松村正直さんを
載せたバスが到着。ぼくは幸綱さんの隣に座る。山田航さんがいなかった
ので、尋ねたら、昨日から来ていて、郡上八幡に一泊されたとのこと。
そして、バスは、12時過ぎに到着。
もう紅葉も見頃の古今伝授の里だった。
その後は、もう時間に押されて、すべてが終わったのが4時過ぎ。
慰労の会が終わったのが6時。
そして、7時過ぎには一宮駅。
長い一日でした。


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プロフィール

Author:スズタケ
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