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大府荘

2018/09/21

荻原魚雷のブログ「文壇高円寺」を読んでいて、
こんな記述に出逢い、びっくりした。

話を戻そう。大学時代、河原淳は結核になった。

《故郷に帰り、知多半島にある国立療養所に入った》

《療養所には、いろんなサークルがあった。私は『誘蛾燈』という
詩の同人誌に参加していた。豊橋在住の丸山薫氏が選者で、
拙作もいくたびか載った》

いったいいつ頃のことなのだろうか、とても気になった。
というのも、この「知多半島にある国立療養所」にぼくはいたのだ。
正式名は、
確か国立結核療養所大府荘といった。
小学二年生だったから、昭和33年だと思う。
ぼくの場合は、結核の疑いで入所し、
一ヶ月後には、疑いがはれて退所した。
この療養所には、
これもはっきりはしないが、
昭和20年代だと思うが、
土屋文明の息子の土屋夏実も医師として勤務していた。
いやあ、懐かしい。
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訃報

2018/08/31

学生時代からの友人が29日に亡くなったという訃報が届いた。
数年前に倒れて、リハビリをしつつ、
何とか執筆活動を再開したいということは聞いていたが、
結局見舞いに出かけることはなかった。
コスモスの関係する用事で、年に何度か東京へ行くので、
そのついでにとは考えることはあったが、
果たせなかった。
彼と最後に会ったのは、アルカディア市ヶ谷近くの居酒屋だった。
ぼくが彼の働きぶりを聞いて、
いくらそれは何でもきついぞと忠告をしたことは覚えている。
それから、間もなくだった、彼が倒れたのは。
彼の仕事はぼくと同じ、大学の非常勤なのだが、
その掛け持ちの量が多すぎた。
コマ数を聞いて信じられなかった。
確かに彼の専門分野は人が少ないので、
あちこちから声をかけられて、無理を続けたのだと思う。
明後日が、葬儀なので、
横浜まで出かける。
遺影の彼を見るのがこんなに早くなろうとは。
本当は、彼といろいろ語りあいたかったのだが。
彼とはずっと教育論を語り合ってきた。
短歌の話をしたことはほとんどなかった。
多分、こういう別れをこれから何度でも経験するのだろう。
したくはないが。
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2018/06/13

蜩というのは、夏の終わりに鳴くものだと思いこんでいた。
しかし、今もう鳴いているんだ。
先日、奈良井の宿に行ってきた。
宿場を端から端まで歩いて、
途中で、昼食をとった。
昼食後、外へ出るとやたらにうるさい音がする。
最初何かの機械音かと思ったが、
山に近づくに従ってうるさくなるから、
機械ではないなと思った。
それで、地元の人に聞いてみると、
何と蜩が鳴いているとのこと。
こちらでは、もう六月になると鳴くのだという。
うーん、びっくり。
というより、知らないということは恐ろしい。
でも、夏がもう終わるよというサインとして聞いてきた
者にとっては、なんだか残念な事実だ。
それに、趣がある鳴き方ではなく、
うるさいという印象のほうが強かった。
でも、まあ歌の素材としては、
しばらく保管しておこうかなと思う。
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はや17日

2018/01/17

年が明けて、はや17日。
年明け早々から訃報が届く。
まず「未来」の松村あやさん。
そして、安森敏隆さん。
安森さんが亡くなられたのには驚いた。
高野さんが16年の12月生まれ、
安森さんは、17年の1月生まれだから、
同学年なのだ。
だから、安森さんの話に高野さんが登場すると、
本当に級友のような親しみを込めて話されていた。
総合誌を開いても、
病牀中と分かる作品があちこちにあって、
この先、短歌の世界はどうなってしまうのか不安になってくる。
平成以降の短歌の世界を支えてきた人たちが、
次々に亡くなるのだから、
誰しも不安になってくるだろう。
そんなに深刻に考えずとも、
今の若い世代、つまり30代、40代の人たちが、
支えてくれるようになると言う人があるかもしれない。
でも、ぼくは、今の30代、40代に人たちにしては、
なぜか懐疑的なのだ。
吉川宏志さんや大松くんのほうが例外で、
どうも多くの人たちは、
本当に短歌と心中してくれるのか不安なのだ。
何か短歌以外にも大切なものがあって、
それを承知で短歌の世界に関わっているという
印象を抱かざるをえない人が多くいる。

新年早々暗い話題になってしまった。
話題を変えて、今年のぼくの目標を。
何とか評論を何本か書きたい。
もちろん依頼原稿ではない。
100枚以上、目指せ200枚というところかな。
「コスモス」3月号には、
20枚近い評論が掲載される予定。
65周年記念号用の評論である。
それから、
ある歌人について、20枚程度書こうと思っている。
構想はできている。
資料も用意しつつあるが、
もう少し集めたい。
ただ、集め過ぎると、
かるく20枚を越えてしまいそうだから、
考えものだ。
とにかく書くしかない。
本当は詠むしかないと言いたいところだが。





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コスモスの友人から日本酒が届いた。
「北窓三友」という純米酒。
醸造元は株式会社わしの尾とある。
まず「北窓」ということばが入っているのが嬉しい。
もちろん柏崎さんの歌集『北窓集』を連想させる。
そして、「わしの尾」は「鷲尾」である。
つまり、小高賢さんの本名である「鷲尾賢也」の
「鷲尾」を思い出させるのである。
まだ飲んでいないが、
飲むのがもったいない気がする。
このまま置いておけば、
柏崎さん、小高さんを思い出すよすがにもなるなあと思う。
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