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失速

2022/12/29

8月以降、あまり更新ができなかった。
覗いてくださる方には、申し訳ないと思いつつ、
いざとなると書く余裕がないという状態が続いた。
余裕がない一番の理由が何かはわかっている。
ただこちらは、来年の3月末をもって、大方終了する。
そうすると、4月からは、更新が元に戻るということになるかというと、
あまり自信がない。
この世の中は、予測のつかないことばかり起きるのだということを
まざまざと体験した一年だったが、
果たして、来年はどうなるのか。
多分、またしても予測のつかないことにに翻弄されていく
のではないかという気がしてならない。
それが歴史というものだろうという気もする。
大切なものは何か、そのことを考えつつ、
背伸びをしないで生きることしかできないと思う。
自分が今何とかできることを
少しずつでも続けてゆくこと、
これに尽きるだろう。
ということで、
この日記が来年どうなるかは、
ぼく自身全く見当がつかない。


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今度出した歌集にこんな歌を載せている。

・「相棒」は見て「科捜研」を見ぬわけが主演女優にあるわけでなく

要するに「相棒」というテレビ番組が大好きだということを言うために、
こんな回りくどい詠みかたをしたのである。
近詠には、こんな歌がある。

・「相棒」の次の相棒予想して楽しむ日々がしばらく続く

シーズン20の最終回で、反町隆史が演じる冠城亘が
相棒役を降りたので、
さて、次の相棒は誰になるのか、ずっと気になっていた。
シーズン21からは、誰が相棒役をつとめるのか、
とにかく気になっていたのだ。
それが、今日の夕刊を見たら、発表されていた。
何と、初代相棒が第五代目として再登場するのである。
初代相棒は亀山薫、演じるのは、寺脇康文。
実に嬉しい。
ひょっとしてという思いもなかったわけではないが、
まあないだろうと思っていた。
それが実現したのだから、こんな嬉しいことはない。
ついでに、六角精児さんも復帰しないかなあと思ったりする。
とにかく相棒ファンとしては、
たまらないシーズン21がこの秋始まる。

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明治用水

2022/05/19

明治用水頭主工の大規模漏水の記事が
全国ニュースとなっているが、
実は、我が家のすぐ近くにも、
明治用水の最末端の水路があり、
毎年4月10日くらいから、
水が流れるようになっている。
この水は、わが町の西にある水田に水を送る
大切な水路であり、
ここに水が流れなければ、
稲作はできない。
今日も散歩がてら、確認してきたが、
半分ほどの水田では、
これから田植えという状況だった。
当然ながら、この水路の源は明治用水頭主工だから、
何ともならない。
この時期だと勢いよく水路に水が流れているが、
全く流れていない。
早急に水が流れないと、
田植えの準備をしている水田は、
今年は稲作をあきらめなくてはいけない。
田植えの終わった後の水田を眺めながらの
散歩は私にとって、まさに癒しだったのだが、
何とも落ち着かない心境である。
明治用水頭主工は、私の町からだと、
20キロ近く離れているのだが、
水路がちゃんと作られている。
こういう水路が西三河の田園地帯に
張り巡らされている。
わたしの住む刈谷市の隣の安城市は、
日本のデンマークといわれるくらい、
農業の盛んな地域であるが、
これも明治用水があるからで、
明治用水がなければ、
不毛な地域でしかない。
雨が降らなければ、すぐ干ばつに襲われるそうな地域なのである。
平野が岡崎の矢作川までずっと広がっているが、
明治用水がなければ、
単なる荒れ地でしかない。

とにかく一刻も早く農業用水の水を確保してほしい。
トヨタのおひざ元だから、
工業用水が優先されるのもやむをえないとは
思いつつも、農業用水だって、農家にとっては、
死活問題であるのは、間違いない。


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先日、コスモスの友人からコピーを送っていただいた。
何と、「國文學 解釋と鑑賞」の1972年5月号に掲載された
ぼくの投稿記事のコピーだった。
ぼくの投稿記事の題は、
「戦後社会批判の低い音調・秋山駿」。
この号の特集名が「戦後批評の展望」ということで、
ぼくも当時の批評家として評価していた秋山について、
その批評家としての仕事を評価する文章を書いて送ったのだ。
所属のところには、「静岡大学人文学部国文科三年」と記してある。
多分、四年になる前の春休みに書いたのだろう。
この文章がぼくの書いたもので、
初めて活字になったものである。
厳密に言うと、一度だけ角川「短歌」に投稿して、
秀逸欄に掲載されたことがあるので、
そちらが先なのだが、短歌一首で、文章ではない。
その時の選者は塚本邦雄である。
もちろん、塚本邦雄風の短歌を詠んで投稿したものである。
幻想的世界を描いた歌で、
今となっては、なんとも気恥ずかしい一首である。
短歌の投稿は、この一回だけである。
文章の投稿は、
30代に一度だけ「短歌研究」の評論賞に応募したことがある。
残念ながら次席だった。
受賞したのは、山下雅人氏。
最近もたまに名前をみるが、今はどうしているのだろう。
歌集は確か出されたはずだが、評論集は出していないのでは。
というよりも、交流が全くないので、
出しているかもしれないのだが、要するに情報が一切ない。
ぼくも次席の意地で、山下氏には、一切著書を送っていないので、
要するに何も知らないに等しい。
歌壇通のO氏やU氏に今度聞いてみよう。

それにしても、ぼくは、50年近く前から、
文章を書き続けていたことを今更ながらに確認した。
書くことそのものが楽しいということなのだろう。
半世紀書き続けてきて、
果たしてどれだけ物になっているかと考えると、
何ともわびしくなる。
ただ楽しいから書く、好きだから書くということで、
今さら評価についてああだこうだ考えても
どうしようもないことは
確かである。






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全員出席

2021/10/14

中京大学の秋学期の「短詩型文学の世界」という
講座を担当している。今日が四回目。
子規や子規の弟子たちの俳句の話をした後、
与謝野晶子について語る。
終了前に、出欠確認用に、
題を出して、書いてもらう。
今日の題は「私の推し!」。
学生たちが書いている様子を見ていて、
どうも今日は多いなあと思い、
試しに数えてみた。
何と、31名全員出席。
この大学で初めての経験。
というより、昨年まで講座を担当していた
愛知淑徳大学でも、経験がない。
淑徳には10年、いくつかの講座を担当していたが、
20人以上いる講座では、一度も全員出席はなかった。
中京大学の学生の真面目さをつくづくと感じた
一日であった。
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