「青南」3月号を見せていただいた。
今月の初めに亡くなられた清水房雄さんの詠草がある。
「さよなら、皆さん」という詞書きがついた8首。
死期を予期していたのだろうか。
少し紹介する。

・歌一首作るにいたく苦しみしあの苦しみが今もなつかし
・八十余年の作歌歴をば何とする統べては虚し何もかも皆
・「アララギ」終末期の苦しみは何時になりても忘れざる儘
・漢学者にも剣客にも作歌者にも何にも吾の成りそこねたる
・斯んな歌を残してお別れするなんて何とも悲しい事なのですねえ

3首目、あの苦しみの時期を誰も書かないままになってしまうのだろうか。
誰か書いてほしい。もう後10年ほどで書ける人もいなくなってしまうだろう。
4首目、こんなふうに言われてしまうと、ぼくなんか何だという感じ。
享年101歳。
歌壇の巨星墜つというべきだろう。

なお、「編集室たより」によれば、次号以降も清水さんの歌は掲載されるとのこと。
三月分ほどが預けてあったようだ。
これもすごいことだ。
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淑徳短歌会

2017/03/23

毎日文化センターの講義を終えた後、
淑徳短歌会の三月例会に出掛ける。
出席者は、6名。
そのうち、淑徳短歌会はなんと2名。
ゲストが2名。
塔短歌会の廣野くんと未来短歌会の森本くん。
そして、顧問の森井マスミさんと小生。
人数は少なかったが、密度のある歌会だった。
歌会後は、すぐ帰途に着く。
若者たちは、昼の懇親会ということで、
いずこかへ向かった。
カラオケという話もあったが、
確か淑徳周辺には、カラオケはなかったのでは。
帰りのバスと地下鉄はすいていた。
しかし、4月になると、すし詰め満員状態になってしまう。
春休みも20日を切ってしまった。
新年度はどうなることやら。
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忙しい

2017/03/20

3月11日 「灯船」4号批評会 東京
3月12日 金雀枝短歌社 90周年記念大会講演 桑名
3月15日 朝日カルチャー 名古屋
3月18日 某結社歌会見学 京都
3月19日 コスモス短歌会愛知支部 歌会 名古屋

そして、今日は。
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「現代短歌新聞」3月号が届く。
15頁のお知らせを見て、少し驚く。
値上げするとのこと。
現行は、1年分1300円。
4月号から、1年分2900円。
倍以上の値上げになる。
ちょっと唐突かなと思う。
短歌ジャーナリズムも曲がり角にきているのかもしれない。
この業界の方から漏れ来る話からしても
曲がり角に来ているなと思う。

ところで、一面で光森さんが、
青空文庫について語っている。
著作権の切れた著作のデータ入力をして、
誰でも無料で読めるようにしているのが
青空文庫だが、
どうも近代の歌集については、順調に作業が進んでいないようだ。
データ入力はできても、校正ができる人が少ないからとのこと。
確かに校正をボランティアで行うのはきつい。
校正はどれだけしてもそこで終わりということがないからだと思う。
有料ならそこの気構えが少しは違うが、
ボランティアというのは、気持ちの問題がからむから、
なかなか上手くいかないのではなかろうか。
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理由あって「コスモス」の1984年12月号を開いてみた。
「宇宙の花」に、なぜかぼくの歌が取られていてびっくり。
その当時は気付かなかったのでは。
その当時のぼくの所属欄は「その二」。
つまり、入会後10年以上経っているのに、
昇級していないのだ。
ぼくより遅れて入会したHさんは、
この当時すでに「その一」だから、
何とも遅い。
しかし、欠詠が長く続いたから仕方ない。
ただこの当時の歌を読むと、
欠詠していなくても、昇級は無理ではなかったかと想う。
さて、本題は、宮柊二先生の「選者小言」の内容。
こんなことが書いてあってびっくりした。

「十一月号コスモス出詠者は、二九六九名。
八月号、九月号は三〇〇〇名以上だったので
少々残念だ。来年は一人のこらず無欠詠でが
んばろう。」

こんな時代があったのだ。
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