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もうそろそろ届くのではと思っていた、
「路上」が届く。
仙台の地で、佐藤通雅さんが出し続けている雑誌である。
ぼくが本当にお世話になった雑誌である。
以前にも書いたように、
この雑誌がなかったら、
ぼくは、短歌の世界に止まることはなかったと思う。

121号と記してある。
しかし、この号からは、
「路上」第Ⅱ期に入る。
ということで、この号からは、
これまでのような寄稿はなく、
純然たる個人誌に切り替わった。
ただ「招待席」が残されているから、
佐藤さんの原稿で成り立っているわけではない。
佐藤さんの50首は「あの日」と題されている。
何首か紹介する。

・あの日以降「瓦礫」を何度書いたらう「礫」は石偏に楽しいと書く
・酸性雨をさわぎたる日のなつかしさ放射能を知らぬまへのことにて

大川小学校を詠んだ歌もある。

・子らの声はじけ飛んだる回廊に屈みこむ 音なく日の光移る

荒浜小学校を詠んだ歌。

・「よみがえれ!荒浜」「多田先生ありがとう」黒板埋めて子らは此処を去る

評論では、宮柊二論の14回目が掲載されている。
『群鶏』論が続いている。
佐藤さんは、どこまで書くのだろうか。
コスモスの人間は、
刮目して読むなくてはならないだろう。


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