続 宮英子さんの歌
2012/10/28
「短歌」11月号巻頭作品は、
宮英子さんの「手草としつつ」28首。
・夕ひざし思ひのほかにあたたかく出で来し道に杖とり直す
第一首。漢語が一語もないからとても柔らかい雰囲気が
充ち満ちている。
・帰りみち通りすがりの「焼き芋や」ふところに一本ほつかりぬくし
お茶目な宮さんならしそうなこと。でも、いいなあ。あったかいし、おいしいし。
・すこしづつ行動範囲狭ばめゆきそれでよしそれがよしとうべなふ
開き直りというより、あるがままの自分のありさまを肯定する
ということでしょう。
・いつまで今の生活つづくのか。われ知らずましてひとさま知らぬ
初句4音。そして「。」の使用。
なかなか宮さんの歌は手強い。
舐めてはいけない。
・何の刺戟もない不満、訪ひきたるむすめと口論、にぎやかにてよし
このむすめさんは誰なのだろう。
多分草生さんだろう。
夏実さんとは、あまりけんかはしないような気がする。
と言っても、ぼくが話をしたことがあるのは、
夏実さんだけだが。
とりあえず、五首紹介しました。
他を読みたい方は、
どうぞ購入してください。
特別定価950円です。
あるいは図書館で。
念のために付け加えておくと、
表紙に「角川短歌賞受賞歌人競詠」と書いてありますが、
「歌人」というのは、2名だけですので、
期待して頁を繰らないように。
「競詠」とあるから、
ある程度の人数は期待しますよね。
宮英子さんの「手草としつつ」28首。
・夕ひざし思ひのほかにあたたかく出で来し道に杖とり直す
第一首。漢語が一語もないからとても柔らかい雰囲気が
充ち満ちている。
・帰りみち通りすがりの「焼き芋や」ふところに一本ほつかりぬくし
お茶目な宮さんならしそうなこと。でも、いいなあ。あったかいし、おいしいし。
・すこしづつ行動範囲狭ばめゆきそれでよしそれがよしとうべなふ
開き直りというより、あるがままの自分のありさまを肯定する
ということでしょう。
・いつまで今の生活つづくのか。われ知らずましてひとさま知らぬ
初句4音。そして「。」の使用。
なかなか宮さんの歌は手強い。
舐めてはいけない。
・何の刺戟もない不満、訪ひきたるむすめと口論、にぎやかにてよし
このむすめさんは誰なのだろう。
多分草生さんだろう。
夏実さんとは、あまりけんかはしないような気がする。
と言っても、ぼくが話をしたことがあるのは、
夏実さんだけだが。
とりあえず、五首紹介しました。
他を読みたい方は、
どうぞ購入してください。
特別定価950円です。
あるいは図書館で。
念のために付け加えておくと、
表紙に「角川短歌賞受賞歌人競詠」と書いてありますが、
「歌人」というのは、2名だけですので、
期待して頁を繰らないように。
「競詠」とあるから、
ある程度の人数は期待しますよね。