仙波龍英

2013/05/31

中日新聞の夕刊に月1回程度掲載されている
加古陽治さんの「一首のものがたり」が、
今月は29日に掲載された。
今月は、2000年に亡くなられた仙波龍英さんの歌。

・夕照(せきしょう)はしづかに展(ひら)くこの谷のPARCO三基を墓となすまで

加古さんは、『わたしは可愛い三月兎』ではなぱなしく歌壇に登場した、
仙波さんのその後について、
丁寧に取材して書いている。
僕自身は、こういう目立ちたがり屋の人は苦手だったから、
歌集以外のことについては、ほとんど関心を持たなかった。
今回、この記事を読んで、
初めて仙波さんの苦しい日々を知った。
多分、僕自身も世紀末の10年はあまり余裕が
なかったから、仙波さんの動向についても関心はなかったのだろう。
でも、青柳さんからも仙波さんの動向については、
特に聞いたことはなかったなと改めて思う。
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出会い

2013/05/26

淑徳の金曜日の現代短歌は、
後半小テストを行ったが、
かなり遅れて提出してきた学生が、
突然「私は、TH校を卒業したHの妹です。」と言うではないか。
驚いた。
Hさんは、大学を出た後、書店に就職して
千葉の方の支店に勤務していることまでは知っていたが、
実際は音信不通状態。
Hさんは、大学在学中に、
短歌研究新人賞に応募して次席になったのだが、
翌年も応募してはかばかしくなったためか、
今は短歌から遠ざかっているようだ。
妹さんによると、
現在は豊橋の店で勤務しているとのこと。
やはり短歌には関わっていないとのこと。
愛知に戻ってきたのなら、
会えるかもしれない。
何とか再会を果たしたいものだ。
それにしても
こんな出会いがあるとは。
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今回も筑摩書房の本。
筑摩選書の新刊『明治への視点』です。
副題はこうです。
「『明治文學全集』月報より」。
つまり『明治文學全集』の月報に掲載された
「明治への視点」を一冊にまとめたものです。
執筆者は60名強ですが、
とにかく錚々たるメンバーです。
錚々たるメンバーが執筆した文章を読めるということ、
さらに500頁という大部なのにもかかわらず、
値段が何と税別2000円という安さ。
講談社文芸文庫はいつも高いなあと思って買うが、
こちらは、本当に得したなあという感じ。
さらに、ぼくにとって、実に嬉しいのは、
森銑三さんの文章が五篇も入っていること。
これだけでも満足なのだが、
とにかく読み応えのある文章ばかりなので、
毎日厚い一冊を眺めて
ひたすら悦に入っています。
ただ、一つ難点があります。
何と初出が明示していない。
この文章が、
『明治文學全集』のどの巻の月報に掲載されたのか
分からないのは、不親切。
知りたかったら、『明治文學全集』を見よということかしら。
ぼくはたった2冊しか持っていない。
まあ、図書館で調べるしかないですね。
今さら、全巻揃えるなんてことは、
スペース的にムリですから。
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儲けもの

2013/05/20

久しぶりの更新です。

最近は、本を手に入れても、
読んでみて、どうも損をしたなあという感想しか湧かないことが多いが、
四方田犬彦の新刊『ひと皿の記憶』(ちくま文庫)は、
儲けものだとつくづく思った。
そもそも書き下ろしということに気づかないで買った。
副題は「食神、世界をめぐる」だから、
要するに食べ物についてのエッセイ。
それが、四方田の自分史と絡めて
語られるから、面白い。
在りし日の若桑みどりさんや
須賀敦子さんも登場する。
日本から始まって、
韓国、台湾、中国、
タイ、インドネシア、モロッコ、
もちろんイタリア、フランスなどの
食について語られる。
ロシアとかアメリカはなかった。
とにかく840円(税別)で
これだけ楽しめる本は、
最近ではあまりない。


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