今回は男性の本。

高野公彦歌集『流木』。
再読中。
小高賢歌集『秋の茱萸坂』。
読了。
佐伯一麦エッセイ集『とりどりの円を描く』。
拾い読み。
北村薫『慶應本科と折口信夫』。
読み始めている。
折口と西脇順三郎が登場する小説。

こうしてみると、男性の本もなかなかいいではないか。
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卒業茶会

2014/11/20

名古屋外国語大学の授業後、
Kさんと待ち合わせ、
卒業茶会の会場に向かう。
茶道部のOさんが招待してくれたのだ。
順番を間違えた感じで、
ぼくらしかいなかったので、
何とぼくが正客、Kさんが次客になってしまった。
正客だから、
お茶碗も黒楽で、
しかも後で箱書きまで見せていただく。
何でも鑑定団に少し似た感じがして
どうにも居づらい。
会場の道具等については、
Oさんがしっかり説明してくれた。
卒業茶会などというものを
しっかり行えるのだから、
なかなかいい大学だなあと
言いながら、Kさんと会場を後にする。
30年前くらいかなあ、
春日井建さんが愛知女子短の教授だったころ、
一度この地へ来たことがあったが、
定年後の仕事でここへまた通うようになるとは
夢にも思わなかった。
そんなこともKさんに話す。

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「塔」11月号に掲載された高野公彦さんの講演の記録の中で、
特に大切な指摘だと思った箇所がありますので、
そのまま引用させていただきます。

「僕はそういうふうにいろいろ調べて歌を正確に、あるいは
よりおもしろい解釈、より深い解釈をしたいと思うんですけ
ども、そのとき注意しなくてはいけないことがあります。そ
れは、歌に表現されてることはすべて読み取る、というこ
とですね。いろんなことが表現されてるのに全部読まな
いで一部分だけ、ここがいいと思う、という読み方は不十
分だと思うんですね。それはちゃんとした読み方じゃない。
表現されてることは全部読み取る。もう一つ大事なのは、
表現されてないことを読み取っちゃいけない。これも大事
なんですね。勝手にいろんな読み方をつけ加える人いる
けど、それはだめなんです。」

「棧橋」の批評会で、高野さんがいつも言われていることです。
全部読み取り、詠んでいないことは読み取ってはいけない。
とても大切なことですが、この最低限のことができない人が
歌会で自説を語り始めると、歌会の意味はなくなってくることが
往々にしてあるのは残念なことです。



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読書の秋

2014/11/17

大野更紗『シャバはつらいよ』読了。
有働由美子『ウドウロク』まもなく読了。
有川浩『キャロリング』読み始め。
高野文子『ドミトリーともきんす』まだ。

全員女性だ。
なぜ男性の本を読まないのか。
要するに、男性の書いた本で、
読みたくなるような本を
ぼくが見つけられないということだろう。
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「塔」11月号が届いた。
特集は、8月の「全国大会報告」。
何と高野さんの講演も、座談会も
すべて掲載されている。
テープ起こしから始めて、
1月半近くで原稿にまとめあげていることになる。
とんでもない労力だが、
「塔」には、それをこなしてしまう人たちがいるということに、
改めて驚く。というより、驚くしかない。
ここまで載せる結社誌は、他にはないのでは。
もちろん、「コスモス」もできないですね。
「コスモス」も随分以前は、
独自に講演会を開いて、
その記録を掲載していた。
もちろん、宮先生がお元気なころのことですが。
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「しんぺんこまし」10号が先日届いた。
順調に発行されているのが、まず嬉しい。
今回の特集は「一つの作品」。
ぼくも寄稿している。
編集担当の早川くんからは、
取り上げる作品について、
それなりの要望はもらったが、
今回は、わがままに書くことにした。
ということで、ぼくが取り上げた「一つの作品」は、
吉本隆明の初期の評論「マチウ書試論」。
学生時代に出逢った評論で、
ぼくが救われたと思った唯一の評論。
この評論に対する思いを書かせてもらった。
出逢ってから、すでに40年以上経つが、
ぼくにとっては、本当に忘れられない作品だ。
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「歌壇」12月号の編集後記を見て驚いた。
雨宮雅子さんの訃報のことが書かれている。
迂闊にも全く知らなかった。
今調べたところ、
10月25日に亡くなられている。
ほとんどの新聞で、
雨宮さんの訃報は流されていないようだ。
一度雨宮さんと息子さんとの別れと出会いについてから、
ずっと気にかけていただいた。
残念でならない。
心よりご冥福をお祈りします。
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何と

2014/11/14

「歌壇」12月号の特集「今年一番印象に残った歌一首、一冊」
に加わっている。
一首については、
高野さんの、小高賢さんへの挽歌を
多く詠んでいる「墨東の大人」から次の歌を引いた。

・焼鳥で飲む小高氏が眼鏡とれば本所の大家さんのやうな顔

ところが、伊藤一彦さんも「墨東の大人」から選んでいた。
この歌。

・時代性とぼしき歌を批判せり後入斎にあらざる君は

さらに最後のところで、ぼくが選んだ歌を引用している。
要するに偶然なのだが、
それだけではない気もする。
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講演

2014/11/08

名古屋市短歌会館で講演。
演題は「古典と現代短歌」。
うーん、やけに難しそうなタイトル。
もちろんやむなく選んだテーマ。
会館が、11月1日の古典の日に絡めてイベントを
行いたいというので、賛成したのはよかったが、
まさか自分が講演をする羽目になるとは思わなかった。
1時30分から3時まで。
何とか90分をしゃべりきる。
内容は、歌人たちが、
どのように古典を受容し、
それを作品世界に反映させたかというもの。
もう少しすっきりしたストーリーがほしかったが、
初回なので、この程度でよしとしよう。

終了後、土曜日なのに、
地下街のイベントの関係で営業している喫茶店に事務局の人たちと
行き、しばし歓談。

帰りに、ジュンク堂で、2冊購入。
1冊は注文しておいた
高野文子さんの『ドミトリーともきんす』。
もう一冊は、有働由美子さんの『ウドウロク』。
最近女性の著作を買うことが多い。
男性の書き手に、あまり魅力のある人がいないのかな。
多分、ぼくの好みが偏ってきているのだろう。
『ウドウロク』を読み始めたが、なかなか面白い。
簡潔な文章だが、味がある。
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訃報

2014/11/05

今日の朝刊に、
田井安曇さんの訃報が掲載されていた。
11月2日に亡くなられたとのこと。
ここ数年「綱手」にも作品が掲載されなかったので、
相当病状が悪いとは思っていたが。
ぼくの最初の評論集の後半は、
田井さんに対するエールでもあった。
そのことは、田井さんも分かってくれていたと思う。
だから、「綱手」も創刊号からいただいている。
さて、「綱手」はどこへ向かうのだろうか。

岡井さんの不在時、
「未来」を全力で支えたのが、田井さんだったが、
もう今の「未来」には、
その当時を知る人も多くはいないだろう。

謹んでご冥福をお祈りする。
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