「短歌往来」5月号の小池光さんの「春の歌」と題する33首に
次のような歌がある。

・「未来」金井秋彦選歌欄にわづかの人が居たりしをおもふ

この歌には「大島史洋歌集『ふくろう』読後」という詞書きがある。
『ふくろう』には「弔歌」と題する一連がある。
この一連は未来選者の金井秋彦氏への挽歌及び石田比呂志氏
への挽歌である。
金井氏は2009年2月、石田氏は2011年2月に亡くなっている。
さて、小池さんはなぜこのような歌を詠んだのか。
ぼくの推測は、大島さんの「弔歌」のこの歌に関わるのかなと思う。

・最後まで愛せし人ら集うなか身から出た錆と言う声はする

「身から出た錆」が何のことなのか外部の者だから、
よく分からない。
しかし、この歌の後に、この歌があるから、
おおよその推測はできる。

・山田さんを悪く言う人さもあらむ幸せなりしよ山田はま子は

山田はま子はもちろん未来の歌人。
金井氏の選歌欄は、
私の記憶では10数名だった気がする。
多分、当時の「未来」では少ないほうだった。
ただ細川謙三氏や後藤直二氏、米田律子氏の選歌欄も
似たようなものだった。
とにかく近藤芳美選歌欄が当然多く、
次は岡井さんだった。
小池さんも当時の「未来」を見ていたのだろう。
だから、『ふくろう』の歌を読んでその頃を思い出していたのだ。
多分、ぼくも同じように当時の「未来」のことを思い出しのだ。
しかし、その当時の選者で、今も続けているのは、
大島さんと岡井さんだけだ。
「未来」は大きく変化してきたが、
「コスモス」にしても、同じように変化せざるをえない。
やむをえないとしか言いようがない。






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「コスモス」5月号が届く。
2回目の選歌。
ぼくなりの選歌が少しできたかなと思う。
「展望」欄を執筆。
題して「歌の抽斗」。
なかなかいいネーミングかなと自画自賛。
内容は栗木京子さんの「現代短歌」3月号の作品と
水原紫苑さんの『光儀』の作品について書いたもの。
ぼくの好みは、抽斗の多い歌人。
狭い範囲で執念く歌う人はあまり好きではない。
だから、茂吉は好きだが、
文明は好きになれない。
文明も初期はなかなかいいのだが。
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淑徳初日

2015/04/17

淑徳の「現代短歌」の授業の初日。
授業の前に白扇で買い物をした後、
通路で島田さんに会う。
少し立ち話。
「まひる野」に島田さんが書いた文章について。

履修予定者名簿には、35名。
そのうち欠席が6名。
追加登録予定者が2名。
ということで、初日は31名で始まる。
今日は初日ということで、
ガイダンス中心。
その中で、正字の話をしていたら、
何とぼくは正字を使っていますという学生がいた。
ゼミの先生からは、いやがられているようだが、
ぼくはひとしきり感嘆。
しかも歴史的仮名遣いも使うとのこと。
あちらにいる塚本邦雄が聞いたら、
泣いて喜ぶのではなかろうか。
まあ、いろいろな学生がいるものだ。
ということで、実は、
この話題をブログに書くと学生に約束したので、
こうして書いている。
彼には、ぼくに提出する課題については、
正字、歴史的仮名遣いで書いてもらおう。

授業後、ある学生から『ワカコ酒』を
既刊4冊を貸してもらう。

その後、某所で勉強会。
子規の『竹乃里歌』を読む。

帰宅後、
連載の原稿を速達で送る。
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「歌壇」5月号の小池光さんの一連に注目した。
「ジヤンタ・オンジラ」と題する一連。
まずこの歌。

・春の夜にくしやみすれば少しはなれて瓶(びん)におどろく水仙の花

ほんまかいなと思うが、ほんまやろとも思う。

・ムササビと会ひしモモンガ帽子とりごきげんいかがと言ひにけらずや

確かに言ったかもしれない。

・黒柳徹子八十一歳の素顔おそるべきものとおもひぬ

同感。テレビの画面に女史の尊顔を拝するたびに、
同様の思いをし、目をそらすことも。
そして、この歌にも深く同感、

・人間としてだめだからだめなんだ 歌集閉ぢてわがひとりごつ

歌集を読んで、その歌集の作者に思いをいたしたのだろうか。
この歌と関係あるのかどうか、
歌集の略歴がやたらに長い人がいる。
10行以上書いてあると、略歴ではないなという気がしてくる。
どうしてそんなにあれもこれも書きたいのだろう。
そういう気持ちがよく分からない。

ところで、中日ドラゴンズは、
今日もサヨナラ勝ち。
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本日より栄の朝日カルチャーセンターに出講。
講座名は「短歌を愉しむ」。
高野さんの著書『歌を愉しむ』から拝借したという感じかな。
受講生13名と見学者1名。
見学者の方は次回から参加されるとのこと。
ということで、次回からは14名ということになる。
何とか90分をこなす。
月1回だから、何とかやれそう。
帰りに同じビル内にあるブックオフに寄り、
『西村賢太対話集』を購入。
意外に西村氏の著書はない。
昼食及び休憩のためコメダに入る。
一時間程度読書と予習。
コメダは遂に仙台市内にも出店したとのこと。
次は盛岡かな。

午後からは短歌会館で、秋桜会。
コスモス内の勉強会。
少数だが、和気藹々と歌を読み合う。
帰りは、駅前周辺の書店には寄らず。
寄らないというより、我慢したというほうが正確かな。


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「歌壇」5月号に時評を書きました。
題して「前衛短歌再興」。
いやあ、われながら派手な題にしてしまったなあと思います。
もちろん後悔はしていません。
誰を取り上げたのかということですが、
水原紫苑さんです。
最新歌集『光儀』について書いたのです。
かなり強引な論なのかもしれませんが、
この歌集を読んで、
前衛ということについて少し考えて書きました。
真の前衛歌人の登場を待ち望んではいるのですが、
ひょっとして水原さんがそうなのではないかという
気がしてきました。
さて、どのような評がいただけるかな。

ところで、この5月号の永田さんの連載「某月某日」の作品にこんな歌がありました。

・分からぬやうかみ殺す欠伸を見咎めて高野公彦うれしさうなり

朝日歌壇選歌会場での作とのこと。
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「塔」4月号の「青蝉通信」で
吉川宏志さんが、
角川『短歌年鑑』27年版に今野寿美さんが書いた
「現代短歌の文体」という文章について批判している。
長塚節の有名な「馬追虫の鬚もそよろに来る秋はまなこを閉じて
想ひ見るべし」の「べし」の意味を
今野さんが適当としたほうがよいのではと
述べていることへの批判である。
吉川さんは実証的に批判しているので説得力がある。
多分、今野さんのほうは、自身の歌人経験によって
自信をもって書いたのだろう。
短歌の文法についても一書をものしているから、
その流れで自信を持って書いたのだろう。
しかし、いかんせん、根拠がない。
吉川さんが挙げた根拠について、
きちんと反論がなされるのなら、
なかなか有意義な論戦になると思うが。
ただ、吉川さんは、今野さんの言葉遣いをも批判しているから、
こちらは、今野さんからの反撃はあるかもしれない。
波風が立たないとするのがよしとする現今の歌壇だから、
ここで少し論戦がなされるのはよいと思う。
果たして応答ありや。
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NHK短歌

2015/04/12

久しぶりにNHK短歌を見た。
もちろん録画を。
6時開始になってからは見ていない。
しかも録画すればいいのだということにも気がつかなかった。
ということは、あまりみたいとも思わなかったのだろう。
今回見たのは、
ゲストが中村文則くんだったから。
中村くんが芥川賞を受賞後、
数回対談のような仕事をしたことがある。
あのころに比べると、本当に作家らしい面構えになったなあとつくづく思う。
眼力があるのだ。
発言も説得力がある。
もう一人前の作家ですね。
当たり前か。

中村くんを呼んだのは、染野太朗さん。
「まひる野」の若手。俊英というべきかな。
今回がNHK短歌初登板。
その割には落ち着いてこなしていて感心した。
「まひる野」4月号にはこんな歌が掲載されている。

・頬、睫毛、唇、額、鼻梁、耳朶、きもちわるいな見る者われは
・育毛剤ちょっと多めに吹きつけて恥の多かるひと日終えつ

司会は、剣幸さん。元宝塚の方。
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4月12日現在の応募数は、8名。
少し少ないですね。
前回、締め切りは、5月15日と書きましたが、
誤りです。
締め切りは、5月12日です。
ということは、あと一ヶ月ということです。
どうかよろしくお願いします。
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7連勝

2015/04/07

こんなこともあるんだ。
わがドラゴンズが、
今日もヤクルトに勝って、
遂に7連勝。
いやあ、すごい。
しかも、大野が完封。
明日も楽しみだ。
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