『よこまち余話』
2016/01/29
木内昇の新刊『よこまち余話』(中央公論新社)を読み終えた。
戦争に近づきつつある東京の下町が舞台なのかなと
推測するしかないほど、
具体的な地名はほとんど出てこない。
しかし、とにかく懐かしい。
話も懐かしい、文そのものも懐かしい。
こういう文を書ける現代の作家を、
ぼくは残念ながら知らない。
少年があの世から来ている二人の女性と
交流しつつ成長してゆく数年間を描いていると言えば、
一応間違いではないだろう。
まあ、とにかく読んでみてください。
懐かしい、あの時代に出会えますよ。
ところで、実は、
ぼくは木内昇は、まだ2冊目なのだ。
直木賞受賞作も読んでいない。
そうそう、書き忘れていた、
朔太郎の『青猫』からの引用が
載せられているが、
これが実にいい。
見事な引用だ。
戦争に近づきつつある東京の下町が舞台なのかなと
推測するしかないほど、
具体的な地名はほとんど出てこない。
しかし、とにかく懐かしい。
話も懐かしい、文そのものも懐かしい。
こういう文を書ける現代の作家を、
ぼくは残念ながら知らない。
少年があの世から来ている二人の女性と
交流しつつ成長してゆく数年間を描いていると言えば、
一応間違いではないだろう。
まあ、とにかく読んでみてください。
懐かしい、あの時代に出会えますよ。
ところで、実は、
ぼくは木内昇は、まだ2冊目なのだ。
直木賞受賞作も読んでいない。
そうそう、書き忘れていた、
朔太郎の『青猫』からの引用が
載せられているが、
これが実にいい。
見事な引用だ。