15年度

2016/03/31

ようやく15年度が終わる。
とにかく忙しい一年だった。
東奔西走とまではいかないが、
かなり移動の多かった一年だ。
選者になり、
歌集も出し、
「灯船」の編集にも乗り出して、
今思えば、よくやって来れたものだと思う。
新年度は、
大学で新しい講義をはじめるので、
それがどのようになるのか見通せないのが、
ちょっとつらいところ。
しかも、6年目になる講義は、
50名を超える可能性もあって、
さてどうなることやら。
まあ、とにかく欲張らないで、
できることをするしかない、
というところに落ち着くかな。
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産経新聞のネットで確認しました。
大松くんのブログのほうが早かったのですが。
とにかく嬉しいですね。
以下にそのまま載せます。

「山形県は、第27回斎藤茂吉短歌文学賞に岩手県在住の
元高校教諭、柏崎驍二さん(74)の歌集「北窓集」を選んだと発表した。
作品は、東日本大震災の被災体験や日常で感じたことをつづった。」
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広岡浅子

2016/03/29

今ごろになってと自分でも思うが、
今日書店で『広岡浅子 新時代を開いた夢と情熱』(新人物文庫)を購入。
というのも、頁を繰っていたら、
何とヴォーリズの名前が出てきたから。
まさか、ヴォーリズと広岡浅子がつながっているとは
思っていなかったのだが、
ただ最近「あさが来た」の映像に出てくる建物が
見覚えがあるような気がしていて、
まさに符牒が合ったという次第。
巻末近くの「コラム⑤」に、
ヴォーリズのことが書かれていて、
大正14年に建てられた8階建ての大同生命ビルの
設計をしたのがヴォーリズとある。
広岡は、自宅も別邸もヴォーリズに依頼している。
そして、これがびっくりぽんなのだが、
次のような記述がある。

「また、ヴォーリズの妻・満喜子は、浅子の娘婿である
恵三の実の妹だった。恵三が住む邸宅もヴォーリズが
設計にあたり、その完成祝いの席に招かれた時に満喜子
を見初めたという。浅子も2人の結婚にはおおいに乗り気
だったというから、人間的にもヴォーリズを好ましく思って
いたのだろう。」

以前「桟橋」の仲間と近江八幡を訪ねたことがあるので、
ヴォーリズ夫妻の写真は見ている。あの夫人が広岡浅子の
娘婿の妹とは驚いた。
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迢空賞

2016/03/25

宇田川さんのブログを見てみると、
「迢空賞は大島史洋さんの『ふくろう』に決まったとか」
という記述がある。
そうかと思いつつ残念な思いも。
少し期待していた歌集があるので、
ちょっと残念。
賞は、本当に難しい。
でも、『ふくろう』は、
ぼくの読んだ大島さんの歌集では、
一番よかったのは間違いないのですが。
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「NHK短歌」4月号の高野さんが選をしている
巻頭秀歌に、『游渉』の歌が取り上げられている。
取り上げられた歌はこの歌。

・買はぬまま本屋出づるはわが主義にあらずと今日も文庫本買ふ

わが日常を詠んだ歌であるが、
こういう変な信念みたいなものは、
多分、多くの人には理解されないと思う。
この点を踏まえて、高野さんは、
「歌意」の頁で次のように述べている。

書店に入ったら必ず本を買って出る、という人はごく少数で
あろう。作者はその少数派の一人。それほど本好きなのだ。
歌集には、本と書店と古書店に関する歌が非常に多い。
地元だけでなく旅先でも本屋に入る。歌集名の〈游渉〉は歩き
回ることだが、書物の世界を歩き回る、の意がこめられてい
よう。

こんなふうに書いてくださったが、
ぼくは、高野さんもかなりぼくに近いのではないかと思っている。
今度ふらんす堂から出される歌集を
読んでもらえば、
ぼくの言っていることはそんなにはずれていないと
分かるはず。
ところで、
4月からの選者に、
小島なおさんがなると書いてあって、まさにびっくりぽん。
これまでで、最年少の選者ではないのかしら。
これで、若い人が短歌に興味をもってくれると嬉しい。

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川本三郎さんの『ひとり居の記』をゆっくり読んでいるが、
そろそろ終章に辿りつこうとしている。
終章間近の「正月の左富士と沼津。」を読んでいて、
最後の段落に至り、びっくり。
何と以下のような記述があるではないか。
実に嬉しい。
こういう川本さんのような読み手がもっといると
短歌の世界ももっと賑やかになると思うのだが。
では、全文引用する。

 最近、読んでいいなと思った歌人の歌がふたつある。
 ひとつは高野公彦さんの、
「神谷バーは浅草一ノ一ノ一、混み合へるなか串カツで飲む」
(歌集『流木』角川学芸出版、二〇一四年)。
 もうひとつは小島ゆかりさんの、
「徘徊の父、就活の娘ありそれはともかく空豆をむく」
(歌集『泥と青葉』青磁社、二〇一四年)。
こんなふうに日常の暮しのなかから自然に歌が詠めたらいい。

「二首」でなくて、「ふたつ」がいい。
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砂子屋書房の現代歌人文庫から、
『森岡貞香歌集』が出された。
『白蛾』『珊瑚数珠』『百乳文』の3冊が完本で、
他に評論、エッセイが30頁ほどあるから、
森岡貞香入門には、手頃な本だと思う。
『白蛾』のこんな歌は、
今でも光っているなあ。

・こころ細くなりて恋ふれど霊魂の不滅を
 ひとはうべなはざりし

・ねむるときまなうらに写す明日があり
 子と街へ出てくれよん買はうよ

・地下鉄のつり手にぎればすべすべとして
 こころもとなしわれいづこゆく

なお、漢字は、実際は正字表記。
安立スハルさんに少し似ているなという気がする。
確か同世代では。
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最高裁判決

2016/03/01

今日、午後3時、最高裁で、
認知症の人を介護する家族の賠償責任についての判決が出された。
結果は、遺族の妻と長男には、賠償責任はないという判決だった。
実に嬉しい。
認知症の家族を抱えているということもあるが、
それよりも何よりも、
この長男は、年来の友人である。
長く東京方面で暮らしていたが、
ずっと賀状の交換もし、
昨年の暮れには、久しぶりに一献傾けた。
実は、その時に、今日最高裁の判決が出ると聞いていたので、
どのような判決が出るかずっと気になっていた。
文句のない判決である。
これで、彼もゆっくり次の仕事に
取り組むことができるだろう。


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