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身余堂

2018/04/03

先頃亡くなられた直木賞作家の葉室麟の随筆集
『柚子は九年で』(文春文庫)を読んでいて、驚いた。
「身余堂」と題するエッセイがあるのだ。
葉室はこの住居を一人で訪ねたことがあり、
それを一文にしたのだ。
京都の鳴滝のあたりにこの建物はある。
ぼくは二度訪れたことがある。
一度目は、外から眺めただけ。
二度目は、そこで行われた歌会に参加した。
二回とも友人の誘いで出かけた。
何とも言えない風情が外観にも、庭にも、
そして家の中にも漂っている建物だ。
時間の感覚がなくなってくる。
閑静な住宅街を抜けたところにあり、
静かな落ちついた雰囲気にみちているところだった。
今ごろは、枝垂れ桜を見に多くの人がそのあたりを
徘徊しているだろう。
行くなら、人の少ない三月の半ばくらいが一番いいような気がする。
ところで、この建物はそもそもどういう建物かというと、
保田與重郎の住まいであった。
夫人が亡くなられた後は、
ここで歌会をしている短歌会の人を中心に管理しているようだ。
詳しくは知らない。
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鶫書房

2018/04/03

先日、以前ながらみ書房に勤めていた為永憲司さんから
挨拶状が届いた。
何と鶫書房という、歌集歌書を中心とした出版社を
はじめるという内容だった。
短歌関係の出版は、
過当競争的な現状なのに、また一人そういう世界で
頑張ろうという人があらわれたのだ。
その勇気に敬意を表するしかない。
なお、鶫書房の「鶫」はロバート・ブラウニングの詩に登場している
鶫にその由来があるようだ。
鶫というと、ぼくは吉本ばななの小説の題名を思い出す。
ぼくは、吉本ばななの小説は、
「TUGUMII」しか読んだことはないが。


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