『古くてあたらしい仕事』
2020/01/31
『十二国記』ロスで、
今年に入って、まだ一冊も読了していない。
わが人生でもこんなことはいまだかつてなかった気がする。
今日昨日購入したばかりの島田潤一郎の『古くてあたらしい仕事』(新潮社)を読み終えた。
島田氏は、夏葉社という出版社を一人で切り盛りしている。
夏葉社の本には、私小説系の作家の本が多いので、
ぼくも何冊かは持っている。
中でも『庄野潤三の本 山の上の家』は、これからずっと
大切に持っていたい本の筆頭である。
もちろん歌集以外で。
島田氏がなぜ夏葉社という出版社を起こすに至ったかが
丁寧に書かれている。
起業を考えている人たちには興味深い内容だと思う。
しかし、いわゆる起業の範疇には入らない内容なので、
お金儲けをしたいレベルの人は読まないほうがいいだろう。
本当に自分の力で回りの人を喜ばすことをしたいと考えている
人なら、ぜひ読んでほしい本だ。
最後のほうに、
庄野潤三家の人々が登場してくるが、
ここがぼくにとっては一番うれしい。
庄野の小説の登場人物のモデルとなった人たちの
生きる姿が描かれているのだから。
庄野潤三ファンにはぜひ読んでほしい。
ぼくは迂闊にもこの本が昨秋出されていたことを知らず、
昨日手に入れたこの本は3刷だった。
やはり昨年の秋はひたすら『十二国記』を読んでいたから、
こんな大事な本が出されていたのに気づかなかったのだ。
でも、両方とも新潮社というのも、なんだか不思議な感じだ。
今年に入って、まだ一冊も読了していない。
わが人生でもこんなことはいまだかつてなかった気がする。
今日昨日購入したばかりの島田潤一郎の『古くてあたらしい仕事』(新潮社)を読み終えた。
島田氏は、夏葉社という出版社を一人で切り盛りしている。
夏葉社の本には、私小説系の作家の本が多いので、
ぼくも何冊かは持っている。
中でも『庄野潤三の本 山の上の家』は、これからずっと
大切に持っていたい本の筆頭である。
もちろん歌集以外で。
島田氏がなぜ夏葉社という出版社を起こすに至ったかが
丁寧に書かれている。
起業を考えている人たちには興味深い内容だと思う。
しかし、いわゆる起業の範疇には入らない内容なので、
お金儲けをしたいレベルの人は読まないほうがいいだろう。
本当に自分の力で回りの人を喜ばすことをしたいと考えている
人なら、ぜひ読んでほしい本だ。
最後のほうに、
庄野潤三家の人々が登場してくるが、
ここがぼくにとっては一番うれしい。
庄野の小説の登場人物のモデルとなった人たちの
生きる姿が描かれているのだから。
庄野潤三ファンにはぜひ読んでほしい。
ぼくは迂闊にもこの本が昨秋出されていたことを知らず、
昨日手に入れたこの本は3刷だった。
やはり昨年の秋はひたすら『十二国記』を読んでいたから、
こんな大事な本が出されていたのに気づかなかったのだ。
でも、両方とも新潮社というのも、なんだか不思議な感じだ。