FC2ブログ
昨日「コスモス文庫」は古書店にはないだろうということを書いたが、
念のために、「日本の古本屋」で調べてみたところ、
5冊挙げられていた。
1冊で、歌集三冊分が収められているので、
少し読みづらいが、
安価に手に入れる方法としては、
これはいいかなと思った。
当然ながらすべて絶版の歌集なので。

pagetop
「鱧と水仙」第54号が届く。
この号の特集は「わたしの売りたいもの」。
まずこの特集名に驚いた。
よくぞ考えだしたものだとほとほと感心した。
そして、順番に何を売りたいのか確認してゆくと、
近藤かすみさんのところで、びっくり。
近藤さんの売りたいのは、
文庫版『この梅生ずべし』なのだ。
『この梅生ずべし』はこの前話題にした安立スハルさんの第一歌集。
白玉書房版の『この梅生ずべし』は到底手には入らないし、
安立さんの全歌集も古書価はかなり高いから、
まずは、文庫版の『この梅生ずべし』を新たに売り出したらどうだろうかというのである。
コスモスの人間にとっては、実にありがたい話である。
さて、コスモスの人間だから書けることがある。
実は、『この梅生ずべし』は文庫本になっているのである。
かつてコスモス短歌会では、「コスモス文庫」という、
コスモスの選者や選者クラスの歌人の第一歌集を
文庫にして出していた。
『この梅生ずべし』は、その第3巻に入っている。
片岡恒信さんと佐野四郎さんと一緒である。
昭和54年に出されている。
残念ながら重版はなかった。
ぼくはコスモスの大先輩から、『この梅生ずべし』
お借りして読んだことがあるが、
その時は20代前半だったので、
安立さんの歌の良さがあまりわからなかった。
しかし、この文庫になってから読んでみて、
とんでもない歌集であることを思い知った。
このコスモス文庫はぼくにとっては、大切な歌集だ。
多分、このコスモス文庫も古書店にはないと思う。

pagetop
さきほど、
高野公彦さんからファクスが届きました。
内容は以下のとおりです。

①三月一日の東京歌会は、中止。
②四月五日の東京歌会も、中止。
③五月三日の東京歌会は、実施の予定。
④五月二十三日~二十四日の全国大会は、十月十一日~十二日に延期。
⑤六月七日の合同出版記念会は、実施の予定。

pagetop
5月23日、24日に予定されていたコスモスの全国大会は、
10月11日、12日に延期されました。
ということで、
ほぼ例年どおりの時期になりました。
この時期は、台風が心配ですが、
何とか避けてもらいたいものです。
pagetop

そうなのか

2020/02/20

22日に行われる予定だった
第二回笹井宏之大賞の受賞式が中止になったとの連絡があった。
出席するつもりでいたので、ちょっとびっくり。
行動論理学などという学問があれば、
今回の一連の事象は、
研究対象になるのかなと思ったりした。
俯瞰してものごと見る力は、
日本人には乏しいのだろうか。
いろいろ考えてしまう、
中止という連絡だった。

pagetop
「塔」2月号が届く。

倉成悦子さんの歌を探す。
花山多佳子さんの欄の特選にあった。
6首とられている。
この歌が面白い。

・コスプレの群れに「仮装行列か」と訊ねし夫は笑い返さる

コスプレは仮装行列の一種だとぼくも思いますね。
この歌はどうだろう。

・天然のはまちと秋刀魚を猫が食べ猫のまたぎし鮭を我が食む

解釈はいろいろありそうな歌だ。
ぼくの解釈は、場所は市場か大きな魚屋。
そこにいた猫が天然のはまちと秋刀魚を失敬したが、
鮭は失敬されなかった。
その鮭を自分は買って食べているという歌ではないかと考えた。

瀧川和麿くんの歌を探す。
山下泉さんの欄で、6首とられている。
こんな歌がいい。

・リケジョという言葉も死語となるだろうゆりさんが宇宙博士になる頃

宇宙飛行士ではないところがいい。
pagetop
「コスモス」1987年9月号には、
第34回コスモス賞が発表されている。
受賞者は河野裕子さん。
近藤雅夫氏との同時受賞。
河野さんは、前年に帰国したばかりだった。
ところで、この1987年という年は、
短歌史においては、実に重要な年である。
この年の5月に『サラダ記念日』が刊行され、
『サラダ記念日』フィーバーが始まるのである。
そういう年に河野さんがコスモス賞を受賞したことは、
今から考えると、短歌が大きく変化してゆく
その予兆の一つだったのかもしれないと思えてくる。
因みにこの号に掲載されている
小島ゆかりさんと松平盟子さんの歌を挙げてみる。
小島さんの歌。

・霧ふかき暁かへりこし夫の霧のにほひに抱かれにけり

松平さんの歌。

・たとふれば短歌などにかかづらはぬ夫の幸福はたまた不幸

それぞれ何か象徴的な歌のような気がする。
とにかく、
1987年は、
現代短歌史について考えるとき、
きわめて重要な年であることは間違いない。

pagetop

休休通信

2020/02/12

「ねむならい樹」4号の
「歌人の一週間」の石川美南さんの
記述を読んで、実にハードな日々を送っているんだと、
驚くよりも茫然としたというのが本当のところ。
そして、9月25日にはこんなことが書いてある。

出社前、葉書型個人誌「休休通信」⑴をポストに投函。
三百枚中二百八十九枚印刷したところでTの入院があり、
そのまになっていた。来月からは葉書が一円値上げに
なる。三百枚全てに一円切手を貼る羽目になるのは絶対嫌、
という一心で何とかやり終えた。

「休休通信」、うーん確か見たことあるなと思って、
あちこちさばいていたら、出てきた。
ぼくの場合、短歌に関わるものは、
なるべく捨てないようにしているので、
この通信も見事に一命をとりとめていた。
消印を見ると、確かに「9.25」とある。
表には、ゲストの川谷ふじのさんの
プロフィールと近況。
それと石川さんの近況。
裏面は石川さんと川谷さんが交互に詠んだ歌が、
8首掲載されている。
石川さんの4首目の歌を紹介する。

・だれが振る鈴だれが書く墨の文字「命令の令、指令の令ね」

いい歌だ。
それにしても、ぼくなんぞのところにも、
三百枚中の一枚が届くことは、
光栄としか言いようがない。
大事に保存しておこう。



pagetop

岡山へ

2020/02/09

早速松村さんからコメントをいただけました。
指摘の箇所は、以前読んでいるはずですが、
失念していました。
読み返してみます。
さて、河野さんがいつ岡山の安立さんのお住まいを訪ねたかですね。
たぶん、大会の後ではないかと思います。
大会は8月4日から6日です。
当然夏休み期間中ですので、
大会の際、安立さんと言葉を交わしたことがきっかけとなって、
一度訪問してみようと思いたったのてはないでしょうか。
それと、コスモスの場合、
大会の資料集の一つに、
大会参加者の住所録があったので、
河野さんは、その大会資料集の住所録を見て
安立家を目指したのでしょう。
交番に寄ったというのも納得できます。
となると、安立さんのほうで河野さんについて
何か触れたものがあるといいのですが、
それはなかなかむつかしいでしょうね。
「コスモス」のこの時期の作品に、
二人の出会いに関わるような歌が見つかるといいのですが。
まずはその探索をしてみようかと思います。
pagetop

屋島の大会

2020/02/09

昨日、河野裕子さんがコスモス在籍時代に全国大会で
安立スハルさんと会ったことがあるのかを話題にしましたが、
早速松村正直さんが、コメントをくださいました。
昭和42年の屋島での全国大会に参加されているとのことでした。
それならばと、書庫にある「コスモス」のバックナンバーから
屋島の大会の記録を載せている号を探し出してきました。
昭和42年10月号に記録が掲載されていました。
参加者名簿を見ると、
安立さんの名前もありました。
ということで、安立さんと河野さんは、
声を交わしている可能性が高まりました。
大会の写真もたくさん載せられていますが、
残念ながら小さくて、安立さんや河野さんと判別はできませんでした。
ただ全体写真の真ん中あたりに安立さんらしき人が写っているので、
一度どなたかに確認してみたいと思います。

松村さんの引用されたエッセイについても、
ぼくは迂闊にも気づいていませんでしたので、
確認したいと思います。


pagetop
プロフィール

スズタケ

Author:スズタケ
FC2ブログへようこそ!

カレンダー
01 | 2020/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29