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遠隔授業

2020/06/22

「ビッグコミックオリジナル」7月5日号で、
学習院大学でフランス語を教えている
中条省平さんがこんなことを書いている。

「当方はもっぱら授業でしゃべっていたことをすべて
書き言葉にしてネットに流し、学生の質問にも書き言葉
で答えています。言ってみれば、じつに古典的な通信教育
です。でも、その準備に異常に時間がかかり、ほとんど
ほかの仕事ができず、気が付けば一日中自室に籠って
いる毎日。まるで囚人のような監禁状態です。」

さすがにぼくは一コマだけですので、
ここまで厳しい状況ではありませんが、
やっていることは全く同じです。
昨年までの資料を何とかテキストとして使えるようにし、
一斉に学生たちに送り、
そして、次に
学生たちから送られてくる課題をチェックし、
優秀な解答があれは、次の回の資料に載せるということを
毎週やっているわけですから、
とにかく大変です。
もちろん、学生たちのほうがもっと大変だと思います。
大学の授業というのは、
あくまでも専門科目なので、
遠隔授業というのは、どうもふさわしくないなと思う今日このごろです。

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コスモス短歌会のホームページに以下の案内文が掲載されました。

「6月の編集会で、例年通りの全国大会は今年は断念することが
決定しました。それに替わるものとして〈紙上全国大会〉を企画し、
作品1首を募集します。
詳しくは8月号の案内をご覧ください。
ホテルを予約なさっている方はキャンセルなさってください。」

残念ですが、この状況では開催は無理ですね。
でも、紙上全国大会を開催するというのは驚き。
他の結社もやるのだろうか。
それとも、コスモスが初めてなのか。
紙上ならたくさんの人が応募すると思うが、
果たして何人くらいになるだろう。
ぼくの読みでは、500人前後かなと思うが。
果たしてどうなるだろう。
もちろん他人事ではなくて、
ぼくも選をする側になるとは思うが。

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コスモス短歌会の愛知支部歌会を今月より再開。
2月以来。
ただし、まだ名古屋への移動に対して、
不安をぬぐい切れない方もいるので、
誌上歌会も兼ねて開催。
ということで、
本日名古屋市短歌会館に集まることができたのは、5名。
誌上参加は8名。
やむをえない。
短歌会館の部屋も9人しか入れなくなっているので、
5名でよしとしなくてはいけない。
しばらくは、このスタイルでゆくしかない。
とにかく柔軟に対応するしかない。
それにしても、短歌会館はこれまでと比べると
実に静かだった。
以前は、演奏、合唱等いろいろな音楽が流れてきて、
短歌会館なのになあという思いをよく抱いたが、
静かすぎて、違和感があるくらい。
というのも、まだ音楽関係の団体の使用が認められないから。
ある意味、本来の短歌会館に戻った感じがする。
これはこれでいいなあと思うが、
管理する側としては困るだろう。
実入りがかなり減るからね。

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年に数回、雑誌がどさっと届く日がある。
今日はそういう日だった。
「コスモス」7月号。
「コクーン」第16号。わが「灯船」の僚誌。「灯船」は、まもなく18号の編集に入る。
「海港」91号。コスモス短歌会長崎支部の雑誌。
長く編集長をつとめてこられた久保美洋子さんが
退任とのこと。本当に長い間ご苦労様でした。
「路上」147号。仙台在住の佐藤通雅さんが出している個人誌。
150号で終刊とのこと。秒読みに入ってきた感じ。
「パンの耳」3号。松村正直さんとその仲間たちの雑誌。シンプルなのに、味のある雑誌。
最近はこういう雑誌が少なくなった。
「レ・パピエ・シアンⅡ」6月号。何と通巻138号。さらに前身の
「レ・パピエ・シアン」からだと258号。
ということは、月刊だから、20年以上続いていることになる。
月刊の同人誌としての記録を
これからどんどん更新してゆくのでは。

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昨日、久しぶりに名古屋市短歌会館へ行く。
4月5日以来。
事務室で書類を書く作業をしたが、
事務室も様変わりしていて、
新たなる生活様式を実感。
二階の集会室も定員が9名となってしまい、
支部の歌会の会場としては、使用がむつかしくなった。
昨日は、コスモスの勉強会なので、
メンバーはぼくを入れても7人なので、
今のところは支障がないが、
このままの状態がいつまで続くのかは気になる。
もう少し時間はかかるのだろう。
参加者の作品講評と意見交換をして、
いつもより早めに終えて帰途についたが、
何とJRが人身事故で不通であることを
地下鉄の表示で知り、
名鉄で帰ることになってしまった。
刈谷駅での接続に時間がかかり、
予定より一時間遅くなってしまったが、
やむをえない。

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翔んで埼玉

2020/06/14

「歌壇」7月号の
俵万智さんの「今日は火曜日」20首に
こんな歌があります。

・笑うとは花が咲くこと録画しておいてよかった「翔んで埼玉」

俵さんも当然あらゆる予定が消え去った中での生活を
強いられているのです。
そんな生活の中で潤いを与えてくれたのが、
以前録画しておいた「翔んで埼玉」なのです。
放送したのは、2月8日ですので、
俵さんはとりあえず話題映画だから、
録画しておこうという程度ではなかったかと推測されます。
しかし、2月の中旬以降ありとあらゆるイベントが
中止になっていきました。
ということで「録画しておいてよかった」
ということになるのです。
空いた時間に録画しておいた数々の映画を
見ることになるのですから。
しかも、この映画は、あまりに荒唐無稽な内容にもかかわらず、
見だしたらとまらなくなる映画です。
とにかくこの映画とてつもなくばかげた内容を
とてつもなく派手につくりあげていて、
とにかく笑っちゃうしかないという映画です。

ということで、実はぼくもとりあえず録画しておいたのですが、
ずっとそのままにしていて、
今回俵さんの歌を読んで、見ることにしました。
いくつか原稿を書かなくてはいけないのですが、
見始めたら、止まらない。
荒唐無稽な世界を
ここまで映像化するというのは、
とんでもないことだと痛感しました。
そして、二階堂ふみは、
やっぱりすごい。

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一昨日、荻原魚雷さんの「文壇高円寺」を読んで、
水上勉の『今生の人びと』が読みたくなり、
早速「日本の古本屋」で探した。
多くの書店から出品されていたが、
値段より状態の良いことを優先して、
京都の古本屋に注文した。
昨日の午後振り込んだのだが、
何と今日の午後には届いた。
これくらいスピーディーに手配してくれるのはうれしい。
書店によっては一週間以上かかることがあるから、
これからは、この書店にお世話になる可能性が増した。
『今生の人びと』の出版元は、構想社。
発行者の名前は、坂本一亀とある。
かつての「文藝」の編集者だ。
もちろん坂本龍一の父親。
構想社の本はこれで二冊目。
高校の教員になってから、
いろいろ出されていたようだが、
そのころは、短歌関係の本を集めるのに夢中で、
小説や評論はあまり買わなかったので、
構想社の本が少ないのだ。
ただこの歳になってこそ、
構想社の本の味が分かるという気もする。
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今日栄のジュンク堂で買った三冊のうちの一冊が
庄野潤三の『庭の山の木』。
もちろん講談社文芸文庫の一冊。
「著者に代わって読者へ」を
長女の今村夏子さんが書いている。
題は「父のハガキ」。
とてもいい文章だ。
解説は中島京子さん。
女性の作家が庄野潤三の文芸文庫の解説を
書くのは珍しい。
こちらの題は「そこにある、あたたかいもの」。
題からしてとてもいい。
もちろんこちらもいい文章だ。
この二人の文章を読んだだけで、
もう元を取ったという気がしてくる。
というのも、昭和48年刊行の単行本は持っているので。
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二か月ぶり

2020/06/04

二か月ぶりに名古屋へ。
栄の朝日カルチャーセンター。
全員出席。
久しぶりの講座なので、
疲れることこの上ない。
もちろん、受講生も私もマスク。
マスクしたまま喋るから、
続かない。
小休止を繰り返しつつ、
何とか終える。
帰りにジュンク堂に寄る。
こちらも二か月ぶり。
3冊購入。
文庫本二冊と中西進氏の新刊。

とにかく、新しい生活様式に慣れるしかない。
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届いた

2020/06/02

昨夜、郵便受けを覗いたら、
例のマスクが届いていた。
ようやくとしか言いようがない。
寄付される方たちもいるとか。
我が家では、
大切に保存しておこうと思います。
当面使う予定はありません。
何せあちこちで買い求め、
在庫が豊富なので。
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