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副反応

2022/06/30

今日は朝日カルチャー教室の講座。
二つ講座をもっているが、
今日は初心者の講座。
初心者の講座とはいえ、
参加者のみなさんの上達の度合いは著しく。
ついつい感心してしまう歌が出される。
今日の詠草でもこんな歌が目についた。

・助手席に視力失くしし友を乗せ夕光の中母校二周す

この友人は、小学校の時からの友人ということで、
小学校の回りを二周したとのこと。
友情というものについて深く考えさせられる歌。

・月次の鉢花飾る老いの家奥にて朝顔七月を待つ

こういう方がいるということに素直に驚いた。
毎月毎月、異なる鉢を用意するという
暮らしのスタイルがまずもって嬉しい。

講座の途中から、どうも足が重くなり、
終了後、栄の地下街を歩いているうちに、
どうも体がだるく、関節も少し痛む気がしてきた。
なぜかなと思ったが、
そうか、副反応だと気づいた。
これまで副反応はほとんどなかったが、
今回は翌日講座があり、
講座である程度体力を使ったために、
副反応が起きたのだろう。
それでも、夕食後には、ほとんど解消した。

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四回目接種

2022/06/29

本日、新型コロナワクチンの
四回目の接種を終える。
さすがに、予約もスムーズで、
希望の日に接種できたので、ほっとしている。
一回目の時には、何回かけてもつながらず、
翌日になってやっとかかりつけ医の予約が取れた
という具合だったから、本当に大変だった。
そういう記憶をついつい忘れてしまうのが、
いいことなのか、よくないことなのか。

奥村晃作さんの第18歌集『象の眼』(六花書林)が先日届き、
もう二回目の読みに入っている。
コロナ禍の時代を疾走し続ける奥村晃作という歌人は、
とんでもない人だとつくづく思った。
あまりにも若い。
若すぎる。
多くの若い歌人たちに読んでほしい。
この疾走感に君たちは追いつけるか。
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ここにはめったに私事を書かないが、
今日は特別。
今朝、三人目の孫が生まれた。
待望の女の子。
しかも、寅年生まれ。
ということは、
ぼくと同じ五黄の寅。
さて、彼女には、
どんな人生がこれから展開してゆくのか。
波乱万丈の人生になるのではという気がしてくる。
何せ体重も4000を超えているというから。
最初から、その兆候がとも。
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しばらく前に直木賞候補について書いたが、
予想というものは外れるということを改めて認識しました。
呉勝浩の『爆弾』(講談社)は、もちろん候補作となりましたが、
なぜか砂原浩太朗の『黛家の兄弟』(講談社)は候補作にはなりませんでした。
すでに山本周五郎賞を受賞しているからなのか。
でも、かつて両方とも受賞した作品があったような気がする。
もう一つは、
共に講談社からの発行だから、一つに絞らざるをえなかった。
まあ、こんな詮索は無意味ですね。
基本的な候補作選考のルールがあって、
やっているのでしょうから。
ということで、俄然、
呉勝浩の『爆弾』が受賞する可能性が強くなってきた。
さて、どうなるのか。
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今度出した歌集にこんな歌を載せている。

・「相棒」は見て「科捜研」を見ぬわけが主演女優にあるわけでなく

要するに「相棒」というテレビ番組が大好きだということを言うために、
こんな回りくどい詠みかたをしたのである。
近詠には、こんな歌がある。

・「相棒」の次の相棒予想して楽しむ日々がしばらく続く

シーズン20の最終回で、反町隆史が演じる冠城亘が
相棒役を降りたので、
さて、次の相棒は誰になるのか、ずっと気になっていた。
シーズン21からは、誰が相棒役をつとめるのか、
とにかく気になっていたのだ。
それが、今日の夕刊を見たら、発表されていた。
何と、初代相棒が第五代目として再登場するのである。
初代相棒は亀山薫、演じるのは、寺脇康文。
実に嬉しい。
ひょっとしてという思いもなかったわけではないが、
まあないだろうと思っていた。
それが実現したのだから、こんな嬉しいことはない。
ついでに、六角精児さんも復帰しないかなあと思ったりする。
とにかく相棒ファンとしては、
たまらないシーズン21がこの秋始まる。

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本日ようやくコスモス短歌会愛知支部の定例歌会を開くことができた。
2019年11月以来だから、
二年半以上通信で開いていたわけだ。
あっという間であった気もするし、
実に長い鬱屈の日々であったという気もする。
会場は以前と同じ名古屋市短歌会館なのだが、
籤運が悪くて、一階の畳の部屋で、
畳の上で座らなくてはならないので、
どうも落ち着かない。
出席者は8名。
本当に久しぶりだから、
それぞれの意見は出るが、
うまくかみ合うというところまでは行かなかった。
もちろん、部屋のこともあるのだが。
とにかく対面でできたことを素直に喜びたい。
少しずつかつての日常が戻りつつあることを
実感した日であった。
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「コスモス」7月号が、本日届いた。
18日着が続いていたので、
来週月曜日になるものと思っていたので、少し驚いた。
誌面が少しずつ変わっている。
過渡期なんだと思う。
ところで、こんな歌を見つけた。

・五冠の「五」と聡太がひらく手の指の節やや大きはその母に似る

五冠の藤井聡太くんを詠んだ歌である。
それにしても、聡太くんの指の節が、母親似などという細部を
さて、どなたが、詠めるのだろうかということになる。
藤井五冠ファンということでもよいのだが、
実際は、聡太くんのおばあちゃんが詠んだ歌である。
コスモスには、いろんな人がいる。
そのよき一例かなと思う。
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反響

2022/06/14

『聴雨』について、礼状等含め、
いろいろと反応があって嬉しい。
Facebookでは、大松くんが紹介してくれている。
大松くんが大学生の時からの付き合いだと書いていたが、
確かにそうだった。
初めて会った時から、なぜか気が合った。
年齢は20歳ほど離れているのだが、
年齢差が全く気にならない友人の一人だ。
大松くんは、「親友」と書いてくれているが、
確かになんでも話せる。
これも不思議だ。
短歌を通じていろんな出会いがあるが、
ぼくなどはかなり出会いに恵まれているほうなのだろう。
出会いは財産だということはつくづく思う。
先日も、ある若い女性歌人と電話で話したが、
とにかく話題が尽きない。
40歳以上離れているが、
歳の差は関係ない。
やはり良き出会いが、
年齢差をなくしてしまっているようだ。
ただ、話をしていて驚いたのは、
当然東京にいるものと思って話をしていたら、
何と今現在奈良に住んでいるという。
あまりのフットワークの軽さにびっくり。
若い人たちは、
決断が速いとつくづく思った。
相方が東京がいやになったので、
奈良に住むことにしたとあっけらかんというので、
それにもびっくり。
愛知との距離が縮まったのは嬉しいのだが。
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「文學界」7月号を読む。
特集は「西村賢太 私小説になった男」。
西村氏が多大な迷惑をかけた朝日書林の荒川義雄さんの
回想インタビュー記事が掲載されている。
荒川さんがいなかたら、
西村賢太という芥川賞作家は、生まれなかったろうという気がしてきた。
この特集で一番驚いたのは、
葛山久子さんの文章が掲載されていること。
葛山久子さんは、未完の長編小説『雨滴は続く』の登場人物。
北町貫多の思い人の一人である。
現実に葛山久子という人物が存在するわけではない。
ただし、モデルとなった女性がいる。
その女性が葛山久子という名前で、
西村さんとの交流について書いている。
この文章を読むと、西村氏に対する見方も変わる人もいるのでは。
それにしても、よく書いたものだと感心してしまう。
出会った当時は、北陸地方の新聞記者だったようだが、
今はどうしているのか。
そういうことは、一切分からないようになっている。
田中慎弥と阿部公彦の対談もなかなか面白い。
この特集以外読みたい記事は一つもなかったが、
元はとったというセコイ思いが湧いてきた。
昨今の文芸誌は本当に読みたい記事がない。
たまに買ってみると、損をしたという気持ちになってしまう。
まあ、損得なんて言っていてはいけないとは思うのだが。






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本日の午前中、三河の県立高校で短歌の授業を行う。
対象生徒は二年生、41名。
これまで、小学生、大学生には、
短歌入門講座を担当してきたが、
高等学校は初めて。
40分ほどガイダンスをして、
その後、短歌を20分程度で作ってもらう。
生徒諸君にとっては、
なかなかハードなスケジュールだったようだ。
何人かの歌を紹介する。

・砂ぼこり立つ瞬間の大声援白球を追う選手達の夢

野球部の生徒の歌。大声援の中で、野球の試合をしたいという思いがあふれている
出来がいいので、野球部をやめて短歌部はどうか聞いてみたが、
もちろんノーだった。
そもそもこの学校に短歌部はないのだが。
夏の大会でがんばってほしい。

・初夏の海で潮の香りとほおばった忘れられないブラックサンダー

修学旅行での体験を詠んだ歌。
長崎方面への修学旅行を終えたばかりだった。
「ブラックサンダー」という固有名詞が効いている。

・夜十時弟と一緒にオセロする「もう一回!」の声終わらない予感

負けず嫌いの弟さんの姿が浮かんでくる。
因みに昨日は、十時半でおわったそうだ。

・あのころは濃厚接触三回し でもかからなかった十六歳

この歌は授業ではとりあげなかった。
十六歳とあるから、昨年のことだろう。
それにしても、三度も濃厚接触者になり、
かからなかったというのは強運の持ち主というしかない。

いい歌がたくさんあって嬉しかった。
ただこういう生徒たちを伸ばしてゆくとなると難しい。
何せ、これから受験というハードルが待ち構えているから。

とにかく楽しく授業ができて、大満足である。

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