「六花」7号
2022/11/21
「六花」7号が届いた。
名目はPR誌なのだが、
実質は、短歌、俳句に関わる評論、エッセイを
多く載せる総合誌的な雑誌になってきた。
片岡絢さんの「一九九八年」と題するエッセイが実にいい。
なぜ短歌の世界に入っていくことになったのか、
そのきっかけ、そしてその後の出会いが丁寧に書かれていて、
歌も魅力があるが、エッセイもこれをきっかけに
どんどん書いてほしいなと思った。
それにしても、短歌との関わりのきっかけが、
青山学院女子短期大学の国文科へ推薦で入ったこととは。
この後の展開が実にいい。
ぜひ購読して読んでほしい。
そういえば、
「NHK短歌」の12月号の「居酒屋たむら」で、
田村元さんが、片岡さんの第二歌集『カノープス燃ゆ』の
あの歌を取り上げている。
そう、あのアイロンの歌を。
雑誌であの歌を読んだ時、とにかく驚いたし、
こんなに面白くアイロンがけ詠めるんだとひたすら感心してしまった。
そのおかげか、『カノープス燃ゆ』の売れ行きはよいそうだ。
率直に羨ましい。
ところで、ぼくも「六花」に書いている。
「アララギ」や「未来」に所属した野場鉱太郎という歌人の
遺歌集と評論集について書いている。
遺歌集の序文は土屋文明、評論集の序文は、杉浦民平が書いている。
大御所二人に序文のもらえる歌人などめったにいない。
それくらい、戦後の「アララギ」などで活躍が著しかったからだと思う。
私は野場さんに直接会ったことはない。
娘さんが県立高校の国語の教員として一年先輩だったので、
会う機会があった。と言っても、今から50年近く前だ。
最近、20代、30代にやっていたことがいろいろ浮かんでくる。
これも老いのせいなのだろうか。
まあ、とにかく「六花」の拙文、読んでみてください。
「アララギ」の人よりも「アララギ」を勉強していた人間がいたことが分かると思います。
名目はPR誌なのだが、
実質は、短歌、俳句に関わる評論、エッセイを
多く載せる総合誌的な雑誌になってきた。
片岡絢さんの「一九九八年」と題するエッセイが実にいい。
なぜ短歌の世界に入っていくことになったのか、
そのきっかけ、そしてその後の出会いが丁寧に書かれていて、
歌も魅力があるが、エッセイもこれをきっかけに
どんどん書いてほしいなと思った。
それにしても、短歌との関わりのきっかけが、
青山学院女子短期大学の国文科へ推薦で入ったこととは。
この後の展開が実にいい。
ぜひ購読して読んでほしい。
そういえば、
「NHK短歌」の12月号の「居酒屋たむら」で、
田村元さんが、片岡さんの第二歌集『カノープス燃ゆ』の
あの歌を取り上げている。
そう、あのアイロンの歌を。
雑誌であの歌を読んだ時、とにかく驚いたし、
こんなに面白くアイロンがけ詠めるんだとひたすら感心してしまった。
そのおかげか、『カノープス燃ゆ』の売れ行きはよいそうだ。
率直に羨ましい。
ところで、ぼくも「六花」に書いている。
「アララギ」や「未来」に所属した野場鉱太郎という歌人の
遺歌集と評論集について書いている。
遺歌集の序文は土屋文明、評論集の序文は、杉浦民平が書いている。
大御所二人に序文のもらえる歌人などめったにいない。
それくらい、戦後の「アララギ」などで活躍が著しかったからだと思う。
私は野場さんに直接会ったことはない。
娘さんが県立高校の国語の教員として一年先輩だったので、
会う機会があった。と言っても、今から50年近く前だ。
最近、20代、30代にやっていたことがいろいろ浮かんでくる。
これも老いのせいなのだろうか。
まあ、とにかく「六花」の拙文、読んでみてください。
「アララギ」の人よりも「アララギ」を勉強していた人間がいたことが分かると思います。