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昨日の「日々のクオリア」で小生の歌を取り上げていただいた。
執筆者は梶原さい子さん。
「歌壇」1月号で拙歌集の評を書いてくださった方だ。
取り上げられた歌は、第一歌集『流覧』のこの歌。

・用務員早崎カツがまた怒る「先生たちのだらしないこと」

これは実際にあったことを詠んだ歌なのだが、
固有名詞は少しずつ変えてある。
姓も名も一字ずつ変えてある。
もう少し書くと、「崎」と「カ」が直した字。
因みにぼく用務員さんとは、どこの学校へ行こうと、
必ず友好関係を大切にすることにしている。
だから、この歌に出てくる用務員さんも、
「たけちゃん」と呼んで可愛がってくれた。
用務員さん以外では、事務室の方たちとも仲良くすることにしていた。
ただ事務室の方の中には、なかなか手ごわい人もいるので、
全員というのは難しかった。
この歌の後には、こんな歌がある。

・分別の全くできぬ教員がゴミ分別を生徒に課しぬ
・社会性乏しき人の集ひゐる喜怒哀楽の巣が職員室
・ひたむきに生徒を語る教員の乏しくなれど悲しむなゆめ

なおこれらの歌の並ぶ一連の題は「教員たち」。




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昨日「灯船」批評会再開の記事を書きましたが、
データが抜けてました。
まずこの批評会は、
28号の批評会です。
そして、前回の対面の批評会は、16号の批評会です。
なお、16号の批評会には、
ゲスト批評者として、藤島秀憲氏が出席されました。
今回は、ゲスト批評者はお呼びしませんでした。
まずは、仲間内でじっくり批評し合おうという方針でしたので。
次号以降どうするかは検討中です。
次号の批評会は、関西方面を考えていて、
ただいま折衝中です。
ゲストについても、検討中ですが、
関西には、優れた歌人がたくさんいるので、
どなたかに出席いただいてもいいかなとは思っています。
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昨日は、三年ぶりの「灯船」批評会が開催されるので、東京へ。
会場は、以前も使用した新宿の明宝ビルの地下一階。
定刻の1時前には出席予定者全員が集まる。
北は青森、南は福岡から22名が集まる。
前回は忘れもしない、三年前の2020年2月22日。
コロナへの恐怖感が増しつつある時で、出席を断念した人たちもいた。
この時の参加者が24名。
だから、人数的にもかなり前の状態に戻っている。
久しぶりということで、初めに近況報告等。
その後24首詠の批評に入る。
3時ごろに少し休憩。
再開後は、5時過ぎまで。
約4時間みっちり行う。
その後、「灯船」に載せる写真撮影。
とにかく、対面で短歌について語り合えるのは、とても嬉しいことだ。
恒例の懇親会は予定していなかったが、
急遽設定して、出席者の8割ほどが、
飲食できる店に移動。
ぼくは一時間半ほどいて帰途に着く。
ところが、小田原駅のトラブルで新幹線が止まっているではないか、
「桟橋」「灯船」等で何十回も東京に出かけているが、こんなことは初めて。
ただ一時間弱で運転再開。
予定より一時間ほど遅れて帰着。
ただ逢妻の駅で少しトラブル。
10分ほどのロスタイム。
ぼくと新横浜から帰宅の親子がはまってしまった、
リモートで刈谷駅の職員とやり尻する羽目に。
この親子は、受験生とその母親のようだった。
そうか、国公立大学の二次試験の日だったのかとその時気づいた。
東京駅でも、やけに今日は親子連れが多いなとは思ったのだが、
やはり世の中の動きに少しずつ関心が向かなくなっているようだ。

とにかく批評会再開、嬉しいことだ。
次回は5月末の京都。
さらに参加者が増えることを祈りたい。



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「まひる野」2月号が届く。
篠弘さんの逝去に伴い、代表が島田修三さんになったことが記されている。
また、編集後記には、後藤由紀恵さん、富田睦子さんが登場していて、
この二人が大下一真編集長の補佐としての仕事を熟されてゆくのだろう。
篠弘という「まひる野」の巨大な柱を失った今、
前途多難とは思うが、
いずれの結社も今後は、同様の事態を早晩迎えてゆくのだろう。
その中で、それぞれの結社が危機をどう乗り越えてゆくのか、
そういうことに目を向けざるをえなくなってきた。
結社のスタイルにいかに柔軟性をもたらしてゆくのか、
そのことを上手く乗り切った結社は生き残ることができるし、
それができない結社は、
この十年内に、さらなる危機を迎えることになる気がしてならない。
岡井さんについて書いた評論が、
結社論だったので、どうも結社の行く末というものが気になって仕方ない。
もちろん結社の一員としては、自分ができる範囲で、
協力を惜しまない姿勢は保っているが。
ついつい第三者の目で見てしまう時があり、
いろいろ考えてしまう。
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