「塔」2月号
2021/02/13
「塔」2月号の田宮智美さんの歌。実に刺激する歌だ。
・老後資金崩して編めば一七六頁の第一歌集は墓と思いぬ
そうか「墓」なのかと思いつつ、
でも、田宮さんは、歌集を出して歌人になったことは間違いない。
歌集を出したからといって、
それで歌人になれるわけではない。
ただし、ここでぼくが言う「歌人」というのは、
ぼくが評価できる歌を詠む人という意味であって、
普通名詞ではない。
普通名詞なら、
歌集を出した人は全員歌人でいいということになるだろう。
もちろん田宮さんの第一歌集というのは、
『にず』(現代短歌社)のこと。
昨年7月25日発行。
こんな歌もいい。
・「りんしょく」は臨時職員の略にして「吝嗇さん」とは呼ばれていない
・休日のわたしがガラス戸に映りふつうの女の人のようなり
・老後資金崩して編めば一七六頁の第一歌集は墓と思いぬ
そうか「墓」なのかと思いつつ、
でも、田宮さんは、歌集を出して歌人になったことは間違いない。
歌集を出したからといって、
それで歌人になれるわけではない。
ただし、ここでぼくが言う「歌人」というのは、
ぼくが評価できる歌を詠む人という意味であって、
普通名詞ではない。
普通名詞なら、
歌集を出した人は全員歌人でいいということになるだろう。
もちろん田宮さんの第一歌集というのは、
『にず』(現代短歌社)のこと。
昨年7月25日発行。
こんな歌もいい。
・「りんしょく」は臨時職員の略にして「吝嗇さん」とは呼ばれていない
・休日のわたしがガラス戸に映りふつうの女の人のようなり
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