島田の歌会

2012/09/23

コスモスの静岡の支部の短歌大会が
島田であるので出かける。
逢妻から島田まで鈍行で行く。
実に懐かしい。
大学が静岡だったから、
行き来はいつも鈍行だった。
新幹線を使えるようなお金の持ち合わせはなかった。
愛野なんて駅があって驚く。
昔はなかったなあ。
島田の先に六合なんて駅もあるが、
こちらも知らないなあ。

講師は、高野公彦さん。
島田の改札口を出たら、
ちょうど高野さんも着いたところだった。
高野さんは、静岡まで新幹線。
迎えに来られた小田部さんの車で、
一緒に会場まで送っていただく。
雨だったのでありがたかった。
1時開会だったが、
わが愛知支部の他のメンバーの到着が遅れたこともあって、
少し遅れて始まる。
詠草は86首。
一人2首だから、
実人数は、43名ということになる。
若干の欠席はあったようだ。
1時半前から、
歌評が3時間。
途中10分の休憩はあったが、
高野さんは実にタフだ。
ほとんど同じペースでこなしてゆく。
古稀を越して、この元気さにには、驚くしかない。

高野さんのコメントを少し紹介。

・半月もたゆげに移る夏の夜こごり豆腐を三角に切る

この歌についてのコメント。
「も」は一生で3回使うもの。

・赤々のトマト採らせてあげたいとあした帰省の子を夫は待つ

「人情の世界は詠まない。」
「宮先生も嫌った。」

・晩酌時よく出ることば今宵またおれより先に逝くなと夫は

「こういう歌は、もう150首ほど見た。」
「年に10万首ほど見ているから、
150では済まないかな。」

・祭礼の馳走の中の一番は昔懐かしき茹でたての蟹

「「昔」が駄目。」
「「今は亡き」と言うアナウンサーがいるが、
馬鹿としか言いようがない。「今は」はいらない。」

・父八才母を二十才に失いしなんと有難き今の米寿は

「父を八才」としなくてはいけない。
対句は揃えないといけない。
「おじいさんは山に芝刈りに
おばあさんは川に洗濯に」であって
「じじいは山に芝刈りに
「おばあさんは川に洗濯に」とはならない。

一応代表的なコメントを上げました。
対句のところは、用例はぼくの脚色が入っています。
その他に、
一般論は駄目、
決まり文句も駄目、
それから、
これはちょっと分かりにくいが、
「俗」なのは駄目、
というコメントもありました。

ついでにぼくの歌。

・さまよへる堕天使のため緑濃き苑の奥処に四阿建ちぬ

高野さんには評価していただけました。
「堕天使」が何を指すかですが、
高野さんは、しっかりぼくの意図を汲んでくれました。
ただ「四阿」はルビをうったほうがよいとのことでした。


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