宮英子さんの歌

2012/10/22

新潟の大会には、宮英子さんは参加なさった。
95歳になられたが、お元気である。
ただ、恒例のフランス行きは、今年はなかったようだ。

「コスモス」11月号の宮英子さんの歌がとてもいい。
読んでいて、こちらの気持ちがすっとしてくるような歌だ。
老いても歌を詠みつづけることの大切さということを痛感する。
でも、長生きすれば、誰でも宮さんのように詠めるというわけにはいかないが。

・ポケットに手帳一冊あるのみにゆたかに嬉し今日の散歩の

宮さんは散歩の途中に、思いついたことを
手帳に記されるのだろうか。

・たのしかつたひとつふたつを宝とし残りを生きむいましばらくを

もう何も言えない歌。いいなあ、歌は。これだけ。いいなあ。

・輪ゴムひとつ手草としつつ夜を更かす誰も来るなく誰をも訪はず

孤独であって孤独ではない生がここにあるのかなと思う。
こういう境地は理想なのだが、
なかなかこうはいかないだろう。
実は、この歌の引用は、
福士りかさんのブログのほうが早い。
ぼくは後出しじゃんけんが得意なので、
こういうことをしてしまう。

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