『悲しい滝』その2

2012/11/10

狩野一男の歌の特色は、一読すれば瞬時に分かるところである。
難解な歌は一切ない。
ある意味、読者に親切な歌である。
独りよがりの歌ではない。

・わが妻をオバチヤンと呼びわれのことオジイサンと言ふよ近所のキツズ

何せ「キッズ」ですから。
そんな柄ではないと思うけど。

・咲きましたさくらの花が咲きました生きよ生きたき者よ生きよと
・やあ、二年ぶりだね桜 やつとまた会へたねさくら ありがたいなあ

読む者もつくづく「ありがたいなあ」と思ってしまう。

・病院にひとりで行つてきたること妻にほめられ、友にわらはる
・電車にもバスにも一人で乗れました妻離れできわくわくとをり

友は歌の友なのかな。
こんな歌もある。

・先生の御手ひきながら二キロほどの朝の散歩をなしき嬉しく

この先生は宮先生。
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