ほんまかいな

2013/04/02

田中愛子さんの第2歌集『傘に添ふ』(柊書房)は、
読んでいると楽しくなる歌集だ。
もちろん、悲しい出来事も詠まれているが、
そういう歌のことを
忘れさせてしまうかのように、
楽しい歌が次から次へと登場してくる。
もう少し小出しにしたほうがいいのにと、
ケチなぼくは思うが、
田中さんは、いつもサービス満点なのだ。
例えば、こんな歌がある。

・もしわれがタカラジェンヌになれたなら瀬尾はやみとぞ名のり踊らん

ぼくの感想は、一言。
ほんまかいな。
それにしても、
田中さんには申し訳ないが、
どう考えても田中さんと宝塚は結びつかない。
田中さんにぴったりなのは、図書館ですね。
国立国会図書館とか。
そう言えば、かつて勤務していた学校の生徒で、
宝塚に合格した生徒がいた。
宝塚音楽学校への入学のための手続きの仕事をした覚えがある。
彼女は、確かまだ宙組で活躍していると思うが。
この歌の後にはこんな歌がある。

・前世でとうしみとんぼ殺めたる罪にかあらんわが目ほそきは

この歌の感想も、やはり
ほんまかいな。
もちろん、この歌の場合は、
ほんまでないことは承知の上なのだが。
こういう歌もある。

・朝のミルクあたためて飲む季節なりいつしか顔が似てゆくわれら

やはり、ほんまかいなと思うが、
でも、ほんまかもしれへんなとも思う。
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