『終りの日々』

2014/01/04

ナディアパーク内のジュンク堂で、
高橋たか子の『終りの日々』を購入。
みすず書房の本であるから、そんなに安くはない。
購入した理由は、
一つは、高橋和巳夫人であったから。
もう一つは、作家として生きる中で、信仰の道に深く入って
いかれた方だから。
ところで、高橋和巳夫人と言っても、
もう若い人には全く通用しないだろう。
ぼくの学生時代には、
高橋和巳の『わが解体』は、聖書のような趣があった。
高橋ほど学生運動にのめりこんだ大学教員はいなかったはずだ。
東大全共闘には、助手の方が何人か指導的立場にはいたが、
その方たちを除けは、やはり高橋和巳しかいない。
ただ生き急いだかのように亡くなってしまったことは、
ショックだった。
三島由紀夫の死もかなりショックを受けたが、
ぼくには高橋和巳の死のほうが堪えた。
さてこの本のことだが、
みすず書房のホームページにあった紹介を
そのままコピペします。
一言だけ言えば、
装幀がみすず書房らしくないのは、
菊池信義の装幀だから。

……………………………………………………………………………………

2013年7月12日、作家高橋たか子は晩年を過ごした茅ヶ崎の老人ホーム
で亡くなった。
階段で倒れているところを見つけられたときには、息はもう無かった。
外傷も見当たらず、おそらく心臓発作によるものらしい。
部屋に遺された原稿用紙の束の中に、「死後、活字にするもの」と表紙
に書かれた8冊の日記があった。本書は最晩年の独り居のなかで、その日
その日に思ったことを綴ったその日記の公刊である。先輩作家たちはす
でに無く、奇妙な友情で結ばれていた大庭みな子もこの世を去る。
朝の聖書朗読、思索、読書、執筆……ときに過ぎた日のことを思い出し、
現代の日本社会を慨嘆する。ここに遺されたのは、日常生活の記録では
なく魂のドキュメントとでも呼ぶべき文章群である。高橋たか子の私設
秘書の役を果たした鈴木晶の解題を付す。装幀は高橋作品を多くてがけ
た菊地信義。

スポンサーサイト
pagetop

コメントの投稿

非公開コメント

pagetop
プロフィール

スズタケ

Author:スズタケ
FC2ブログへようこそ!

カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -