『評伝・河野裕子 たつぷりと真水を抱きて』

2015/09/04

永田淳さんが書いた『評伝・河野裕子 たつぷりと真水を抱きて』(白水社)
を読んでいる。
実に丁寧に河野さんの全容を書き表しているので安心して読める。
途中、こんな箇所を見つけて嬉しくなった。
ぼくも「棧橋」の同人であったので。

「話を帰国直後に戻そう。
そのころ母の口からちょくちょく「さんばし」という言葉が
のぼるようになった。
「さんばしの原稿を書かなあかん」
「さんばしの締め切りがある」といった具合に、
家中でしょっちゅう「さんばし」を聞かされた。
当時母は短歌結社「コスモス」に所属していたのであるが、
その結社内の同人誌として「桟橋」が創刊された直後であり、
母もそこに参加していたのである。「桟橋」は当時、ガリ版刷りで、
年に四回発行されていた。そこに作品を発表すると同時に、
母はエッセイのコーナーもまかされていた。
エッセイのタイトルは「お茶の沸くまで」、命名は父であった。」

「お茶の沸くまで」というタイトルは、
永田さんがつけたとは知らなかった。
ぼくの記憶では、
この「お茶の沸くまで」は、一部活字になっていないのではと思うが、
勘違いなのだろうか。
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