『読書少年』3

2015/12/05

少し間が空いてしまったが、
『読書少年』の歌の紹介を続ける。

・母が郷のことばも言ひて二人子は七夕垂の下に遊べり
・夜おそく旅に出でむとする妻が玄関を掃く箒の音す
・わが希望容れられて県北僻地校勤務決まりぬ雪踏み帰る
・いくたびのストの処分に遅れたるわれの給与を妻はあはれむ

3首目、あえて僻地校勤務を願い出たことに驚くが、
教育への志が生半可なものではないことを証していると思う。
ぼくの場合は、
普通科の進学校勤務を8年続けて、
定時制勤務を願い出て、受け入れられた。
生徒のレベルは激変したが、
人間的魅力というのなら、
定時制の生徒たちのほうがあったと思う。
ただぼくの希望は、短歌の勉強ができる時間を
確保できるという邪なものだったから、
時に生徒とぶつかった。
しかし、それも今となっては、懐かしい記憶の一こまになっている。
4首目の歌について、
日教組は、1970年代の初めは、
何度もストを打った。
多分、柏崎さんは、すべてのストに参加したのではないかと思う。
そうなると、減給処分は免れない。
結果、給料明細には、厳しい数値が反映されてしまう。
ぼくの場合は、
一度24時間ストに参加した。
当然処分された。
ただ、柏崎さんもそうだと思うが、
日教組と各県当局との和解が進み、
ぼくの場合も、昇級が遅れた分は、
和解によって元に戻った。
24時間ストも実に懐かしい記憶の一こまである。
学校へ行かず、碧南市の公園に集まって、
その後はどうしたのかなあ。
もう覚えていない。
教員2年目の春だった。
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