『福島 原発と人びと』

2011/09/07

『福島 原発と人びと』(岩波新書)を一気に読む。
筆者は広河隆一氏。
チェルノブイリ原発事故後、
現地に入って救援活動してきたり、
パレスチナでの取材活動等、
命をはって、
世界中で活動している広河氏について、
ぼくはほとんど上っ面しか知らなかったが、
この本を読んで、
実践活動というものがどういうことかよく分かった。
福島原発の事故後、
すぐ仲間と現地入りし、
あまりの放射能濃度の高さに驚愕し、
役場等に出向いて、即刻避難を呼びかけたり、
現地の方たちとの対話を重ねたり、
とにかく動き続けている。
この本を読んで、
分かったのは、現段階での放射能汚染の実態は
まったく明らかにされていないことである。
チェルノブイリ原発事故後、
どのようなことが起きて、
それが今も続いていることを
体験をもとにして明らかにしているが、
福島はどうなるのだろうという気がしてくる。
本当のことを知っている人たちはいるのだろうが、
本当のことを言うのが恐ろしくて言い出せないのではないだろうか。
これがぼくの単なる邪推であることを祈りたい。
それから、この本を読んでやっと分かったが、
今も御用学者というものが存在して、
人々の目を曇らせようとしている現実があるのだ。
学問というものが、
人を騙すためにあるものとは到底思えないが、
ただ、御用学者という存在にはかなり長い歴史ある。
時の政治家に阿ることしかできない人たちである。
同時代の人々の生活よりも、
自分の保身のために、
学問を利用しているのである。
広河さんは、広瀬隆さんとか、小出裕章さんともつながりがあるから、
原発反対派の論客の一人であることは間違いないが、
ぼくのような政治的な立場のないものにも、
よく納得できたことは書いておく必要があろう。



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