桑原さん

2011/09/19

今日の「朝日」の「歌壇俳壇」の「うたをよむ」欄は、
桑原正紀さんが書いている。
題は「整序とカタルシス」。
ちょっと題は難しいですね。
永田和宏さんの河野さんを詠んだ歌二首と
「コスモス」の齋藤梢さんの震災詠二首が
取り上げられている。
齋藤さんの歌は、
「棧橋」107号に掲載された
「届かぬ声」72首から選ばれた歌。
齋藤さんの歌について、桑原さんは次のように書いている。

「こちらは明らかに自覚的に書くという行為によって
混乱や危機を相対化し、なんとか鎮めようとしている。」

そして、結論部では、次のように述べている。

「ただ、私たち定型に携わる者は、一見窮屈なこの表現様式
との格闘が、混沌の整序やカタルシス(浄化)につながるこ
とを経験的に知っている。」

ここで、何とか題名の意図することが分かってくる。

ところで、
今日の歌壇欄で、
山田洋子(岩沼市)という方の歌が
三人の選者に採られていた。
驚くことに、
選ばれた歌は全部違うのである。
こういうことは、珍しいのでは。
では、選者名も記して、
採られた歌を紹介したい。

・海底のガレキをすくう男たち日ましに漁夫の顔に戻りぬ
                  (高野公彦選)
・玉手箱開けたごとくに海水を浴びた公園みるみる錆びる
                  (永田和宏選)
・あの日から電車も人も来ない駅吾より大きな向日葵の咲く
                  (佐佐木幸綱選)

なかなか手練れだなあという気がする。







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