『なずな』

2011/05/15

堀江敏幸の新刊『なずな』(集英社 1890円)を読み終える。
一言で言えば、イクメン小説。
でも、育児を担当するのは、
実の父親ではなくて、
実の父親の兄。
では、実の父親は、どうしたのかと言うと、
海外旅行の仕事で交通事故に、
実の母親は、出産後、入院せざるをえない病気にかかってしまう。
ということで、兄の出番。
兄は地方紙の記者。
記者の仕事もしつつ、
弟の子の育児に奔走するという物語。
読後感は爽やか。
ただし、長編小説。
436頁ある。
装幀は、何と自装。
天は二物を与えずというけれども
堀江敏幸という作家は、
本当に恵まれた作家としかいいようがない。
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