『夏の領域』

2018/03/15

遅まきながら佐藤モニカの『夏の領域』(本阿弥書店)を読んでいる。
去年の9月18日発行だから、遅まきなんてもんじゃない。
届いた歌集は、
とりあえず新刊用の棚に並べる。
すぐに読むということは滅多にない。
ということで、この歌集もそういう状態だった。
半年も。
ところが、ある日、
この歌集を書棚から取り出してしまった。
そして、ページを開いていくうちに、
引き込まれていった。
こういう経験は実は少ない。
この歌集には、栞が入っているが、
ぼくは、栞文については、
ルールを決めている。
作品をすべて読み終えない限り、
栞文を読まないというふうに。
要するに、読みについて自信がないのだ。
だから、読み終えて、自分なりの言葉が見つかってから、
栞文を読むようにしている。
佐藤モニカの歌を読んで、
まずこういう言葉が見つかった。
明るいけれども重い。
例えば、こんな歌。

・砂のごとちんすこう崩れそのかみの琉球王国消えてしまへり
・ガイドブックにある沖縄はいつもいつも明るく元気な顔ばかり見す
・どの人もまた遺族なり摩文仁野にハイビスカスの花を見上げて
・色の上に色を重ねて紅型の隈取りは沖縄の歴史に似たり

特に解釈はしない。
続きは書きます。
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