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島成郎のこと

2018/06/29

島成郎の母親は、高安綾子という。
こう書けば、誰しも高安国世の縁戚ではないかと思うだろう。
実際に高安綾子は、国世の長姉である。
つまり、島は、高安国世の甥である。
このことは、
松村正直の『高安国世の手紙』にも書かれている。
第30章「六〇年安保とデモ」である。
ただ、松村は島について、
「全学連の書記長」と書いているが、
私は、ひょっとして、
松村は、島がブント(共産主義者同盟)の指導者であったことを
知らないのではないかという気がしてきた。
島は、共産党に入党した後、
その政治姿勢に飽きたらず、
ブントを立ち上げ、60年安保の中心的指導者になるのである。
もちろん反共産党の旗印を鮮明にして。
当時全学連の委員長は、唐牛健太郎であったが、
唐牛はどうやら島に祭り上げられたらしい。
本来は、島が委員長に就くのが順当であったようだが、
あえて島は就かなかった。
ということで、私の説は、
高安は、甥の島がブントの指導者として、
安保闘争に中心にいることを当然承知していた。
だから、「塔」に高安にしては、
珍しい政治的な内容に関わる歌も文章も載せたのではないかというものだ。
このような説についての、
ヒントはもちろん今読んでいる島の評伝によって与えられたものだ。
松村がこの評伝を読んでいるのかは、分からないが、
読んでいないようなら、読んでほしい。
というより、すぐにでも読むのではないかと思うが。
島成郎という、たぐいまれなるオルガナイザーと、
高安国世との関わりは、
一度論じてよいのではなかろうか。
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