12月27日

2011/12/27

淑徳の本年最後の授業。
2限の「現代短歌」は、島田修三さんの歌を読む。
ということは、学長の歌を読むということ。
第一から第三歌集の歌を中心に読んだ。
新書館の『現代短歌の鑑賞』は自選なのだが、
この自選と、ぼくの選んだ歌がほとんど重ならないことに気づく。
それから、第一から第三歌集のカバーの表紙絵が
すべてベン・シャーンの絵であることを指摘する。
たまたま購入した「芸術新潮」1月号の
特集は、ベン・シャーン。
何と20年ぶりの大回顧展が開かれているのだ。
しかも、名古屋にも来る。
東京では開かれない。
名古屋飛ばしが多いが、
今回は逆のパターンで、
いかにも単純なのだが、嬉しい。

3限のゼミは、題詠の歌会。
題詠の題は、
これがなかなか難しくて、
初句7音にして、さらにアルコール製品を詠み込むというもの。
やはり初句7音が難しかったようだ。
初句7音をうまくクリアした人の歌に票が入った。
因みにぼくは「口内炎の」という、
かなりリズムの悪い初句にしたため、票は入らず。

終わると、すぐに中日新聞社へ。
文化事業部と社会事業部へ行き、
用事を済ませる。
その後、書店にも寄らずに帰る。
帰宅すると、
「まひる野」1月号が届いていた。
広坂早苗さんの歌を探して読み出すと、
これが実にいい。
目が覚めるという感じ。
「まひる野集」にある。

・荒海をひとみの奥に横たえてわれを呼び出す廊下の少女
・尋ねたら沖まで連れていかれそうで早退許可の印のみ押しぬ
・階段に倒るる少女のかたわらを狂言だよと声が過ぎゆく
・暴力のような正論聞いておりこの人はつまり若いのだろう
・最下段5センチに黄のマークして私大偏差値表を貼りだす
・『羅生門』『山月記』みな若者の作と気づけり教科書閉じて

教育現場の最前線にいる者の思いがひしひしと伝わってくる。
きれい事では済まないことが、
次から次と起きてくる。
それにひとまず対処するが、呑み込まれてはいけない。
呑み込まれたら、さらに事態は悪くなる。
6首目の歌は、目から鱗。
確かにそうです。
青春の文学ですね。



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