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「ねむならい樹」4号

2020/02/08

「ねむらない樹」4号を手に入れて読んでいる。
第二回笹井宏之大賞が発表されている。
ぼくにとっては、
実に感慨深い選考結果だ。
要するに諦めないことが一番大切だということを
改めて思った。
指導ほどではないが相談にのっていた人が
短歌研究新人賞次席になったのち、
結果的に短歌の世界から身を引いた。
諦めなければ、受賞の道はあったはずだと
今もぼくは思っている。

この号で大松達知さんが、
安立スハルの歌を紹介している。
よくぞ取り上げてくれたというのがぼくの本音。
安立さんは、一言でいえば、とんでもない歌人だ。
スケールが違う。
どうだろう、現今の女性歌人が束になっても、
安立さんの実に大胆な歌には、
太刀打ちできないと思う。
ただ、安立さんは、お母さんの介護と自身の病のために、
同時代の女性歌人たちと交わることがなかった。
健康を保っていきていたら、
安立さんの影響を受けた女性歌人が多く生まれたと思う。
そういえば、
河野裕子さんは、コスモス在籍時代に
安立さんと会ったことはあるのだろうか。
結婚前に全国大会に出席していたら、
二人は出会っていたかもしれない。
一度調べてみたい。

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河野裕子さんは昭和42年に屋島で行われた「コスモス」の全国大会に初めて参加しています。その時に安立さんがいらっしゃったかどうか。
安立さんの歌の影響は受けていたようで、エッセイ集『どこでもないところで』の中に

【私が初めて買って読んだ歌集は、安立スハルの『この梅生ずべし』である。初版昭和三十九年、定価五百円のこの歌集を私は十八歳の時に読んだ。「バルザックの恋文の如くきびきびとせる文を一度も呉れしことなき」、「馬鹿げたる考へがぐんぐん大きくなりキャベツなどが大きくなりゆくに似る」等の歌が面白く、しきりに私は真似たいと思った。おそらく、

  どうでもよきことなれどきびきびと彼は確かに嘘を言ひゐき
              『森のやうに獣のやうに』

といった歌は、安立スハルの影響下にできたうたなのだろう。】

と書いています。
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