29年度

2017/04/01

29年度が始まる。
今年度も、大学とカルチャーの仕事は変化せず。
地域の仕事も今のところ変化せず。
ただ環境はこれから大きく変わりそうだ。
追々、ここにも記されていくと思うが。

変化のなかで、
いかに変化に順応していくかが、今年の課題かな。

そうだ、今日は一度も電話をかけなかったし、
かかってこなかったなあ。
これも変化のあらわれかな。
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朝日カルチャーを終えた後、ジュンク堂に立ち寄り、
岡田睦の『明日なき身』を購入。
講談社文芸文庫だから、高い。
228頁なのに、1500円+税。
巻末の略年譜。著書一覧が
文芸文庫の売りなのだが、
何とこの本のそれは、たった1頁。
えっという感じ。
しかも略年譜の最後のところは、こうなっている。

2010年3月号「群像」に短編小説「灯」を発表、以降消息不明。

著書一覧には5冊記されている。
ということは、この本が6冊目。
著者は消息不明だから、この本の印税はどうなるのだろう。
庄野潤三の私小説とは正反対のすさまじい生活が書かれている。
私小説の極北とも言うべきだろう。
岡田の私小説に比べたら、西村賢太のそれは、
まだまだ立派な社会人の生活を描いていると言える。
生活保護を受けつつ、施設を転々とし、
挙げ句の果てには、消息不明とは。


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「青南」3月号を見せていただいた。
今月の初めに亡くなられた清水房雄さんの詠草がある。
「さよなら、皆さん」という詞書きがついた8首。
死期を予期していたのだろうか。
少し紹介する。

・歌一首作るにいたく苦しみしあの苦しみが今もなつかし
・八十余年の作歌歴をば何とする統べては虚し何もかも皆
・「アララギ」終末期の苦しみは何時になりても忘れざる儘
・漢学者にも剣客にも作歌者にも何にも吾の成りそこねたる
・斯んな歌を残してお別れするなんて何とも悲しい事なのですねえ

3首目、あの苦しみの時期を誰も書かないままになってしまうのだろうか。
誰か書いてほしい。もう後10年ほどで書ける人もいなくなってしまうだろう。
4首目、こんなふうに言われてしまうと、ぼくなんか何だという感じ。
享年101歳。
歌壇の巨星墜つというべきだろう。

なお、「編集室たより」によれば、次号以降も清水さんの歌は掲載されるとのこと。
三月分ほどが預けてあったようだ。
これもすごいことだ。
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淑徳短歌会

2017/03/23

毎日文化センターの講義を終えた後、
淑徳短歌会の三月例会に出掛ける。
出席者は、6名。
そのうち、淑徳短歌会はなんと2名。
ゲストが2名。
塔短歌会の廣野くんと未来短歌会の森本くん。
そして、顧問の森井マスミさんと小生。
人数は少なかったが、密度のある歌会だった。
歌会後は、すぐ帰途に着く。
若者たちは、昼の懇親会ということで、
いずこかへ向かった。
カラオケという話もあったが、
確か淑徳周辺には、カラオケはなかったのでは。
帰りのバスと地下鉄はすいていた。
しかし、4月になると、すし詰め満員状態になってしまう。
春休みも20日を切ってしまった。
新年度はどうなることやら。
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忙しい

2017/03/20

3月11日 「灯船」4号批評会 東京
3月12日 金雀枝短歌社 90周年記念大会講演 桑名
3月15日 朝日カルチャー 名古屋
3月18日 某結社歌会見学 京都
3月19日 コスモス短歌会愛知支部 歌会 名古屋

そして、今日は。
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「現代短歌新聞」3月号が届く。
15頁のお知らせを見て、少し驚く。
値上げするとのこと。
現行は、1年分1300円。
4月号から、1年分2900円。
倍以上の値上げになる。
ちょっと唐突かなと思う。
短歌ジャーナリズムも曲がり角にきているのかもしれない。
この業界の方から漏れ来る話からしても
曲がり角に来ているなと思う。

ところで、一面で光森さんが、
青空文庫について語っている。
著作権の切れた著作のデータ入力をして、
誰でも無料で読めるようにしているのが
青空文庫だが、
どうも近代の歌集については、順調に作業が進んでいないようだ。
データ入力はできても、校正ができる人が少ないからとのこと。
確かに校正をボランティアで行うのはきつい。
校正はどれだけしてもそこで終わりということがないからだと思う。
有料ならそこの気構えが少しは違うが、
ボランティアというのは、気持ちの問題がからむから、
なかなか上手くいかないのではなかろうか。
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理由あって「コスモス」の1984年12月号を開いてみた。
「宇宙の花」に、なぜかぼくの歌が取られていてびっくり。
その当時は気付かなかったのでは。
その当時のぼくの所属欄は「その二」。
つまり、入会後10年以上経っているのに、
昇級していないのだ。
ぼくより遅れて入会したHさんは、
この当時すでに「その一」だから、
何とも遅い。
しかし、欠詠が長く続いたから仕方ない。
ただこの当時の歌を読むと、
欠詠していなくても、昇級は無理ではなかったかと想う。
さて、本題は、宮柊二先生の「選者小言」の内容。
こんなことが書いてあってびっくりした。

「十一月号コスモス出詠者は、二九六九名。
八月号、九月号は三〇〇〇名以上だったので
少々残念だ。来年は一人のこらず無欠詠でが
んばろう。」

こんな時代があったのだ。
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読み間違い

2017/02/28

みよし短歌会に出席した。
出詠歌にこんな歌があった。

・どの枝を切るか思案の空鋏結果の様子を思い浮かべて

この歌の四句を「切られし後を」と添削してしまった。
これがとんでもない読み間違い。
この歌は、柿の枝の剪定の歌だったのだ。
だから、「結果」は、この歌の場合、
全然違う意味になる。
ただ、何の木の剪定をしているかが分からないので、
ぼくの読みもやむをえないかなとは思う。
いや、甘いかな。
それで、「結果」の意味を知った後、
「柿の結果のさまを想いて」と添削してみた。
どうかな。
ついでに言えば、「空鋏」という言葉も
今回初めて知った。
大変勉強になった歌会だった。
こういう収穫があるから、
歌会はやめられない。
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昨日、東京から六花書林の宇田川さんが
打ち合わせがあって、名古屋へ来たついでに、
一緒に酒を飲んだのだが、
その時に、またしてもぼくがうっかり者だという
ことを痛切に思い知らされた話題があった。
19日に、郡上の古今伝授の里で、
第三回の短歌道場が開催され、
ぼくも審判員の一員として参加した。
その時に、やけに愉しそうに、各チームの対抗戦を
眺めている女性がいた。
ぼくは誰なのだろう、郡上の関係者には、
確かこの女性はいなかったよなと思いつつ、
結局そのままにしていた。
どこかで見たことのある人だなあと思ったのだが。
それ以上追及しなかった。
ところが、宇田川さんと郡上の話をしている時に、
石川美南さんも出場メンバーではないけれども、
郡上に観戦に出掛けていたよと知らされて、愕然。
そうか、あの女性は、石川さんだったんだと気付いてしまった。
石川さんなら、いろいろお礼を言わなくてはならないのに、
何と絶好のチャンスを自らの迂闊さで逃してしまったのだ。
石井くんか小塩さんに「あの人、誰」と聞けばよかったのだ。
本当に迂闊だった。
ところで、「pool」という雑誌は、どうなったのだろう。
終刊という話は聞かない。
でも、しばらく出ていない。
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名古屋市短歌会館短歌大会表彰式が
2月25日に短歌会館であります。
午前10時からです。
内容は、表彰と講評と講演。
講演は、先日の中部日本歌人会60周年記念行事で、
「中部日本歌人会60周年歌論賞」を受賞した
杉森多佳子さんが行います。
もちろん受賞評論にそった内容です。
岡井隆と鳥居というきわめて対照的な歌人を、
「ふるさと」というキーワードをもとにして書いた
歌論でしたが、その内容にそいつつ講演をして
いただけるとのことです。
なお、参加費は無料です。
どうぞ、お出かけください。
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